Iroishi Checker
No. 113 / 141

無色ジルコン(ハイタイプ)

COLORLESS ZIRCON (HIGH TYPE) · ジルコン
天 然無 色 系
基 本 情 報Properties
硬 度7.5
比 重4.60-4.80
屈 折 率1.925-1.984
結 晶 系正方晶系
色 の 範 囲Color Range

無色〜わずかに青味

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
通常は無反応
短 波
254 nm
弱い黄色の場合あり
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 加熱による内部応力・クラック
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 一軸正
  • 非常に強い
  • 0.059
  • 0.039(高ファイア)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01非常に強い(ルーペで明瞭)
  2. 024.6-4.8で手に持つと重い
  3. 03ハイタイプは加熱で無色化
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • があり欠けやすい
  • 超音波洗浄は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

ルース5,000〜30,000円(1ct)。

※ スリランカ・カンボジア・ミャンマー・タイ等産出。ダイヤ代替として古くから使用。

概 要Summary

ジルコン(ZrSiO₄)は天然のダイヤモンド代替として古くから珍重された石で、『ハイタイプ』はにより無色化されたもの。が非常に大きいためルーペで後方が明瞭に見え、これが鑑別の決め手となります。キュービックジルコニア(CZ)とは全く別物で、こちらは天然鉱物です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

カンボジア(ラタナキリ州)、タイ、ミャンマー、スリランカが主要産地。茶系原石を(無酸素1000℃前後)で無色化した『ハイ・ジルコン』が市場流通の主体。1.92〜2.01・0.039で、ダイヤモンド(RI 2.42・0.044)に次ぐ強烈な輝きとファイアを示し、ダイヤモンド代替として歴史的に重用されてきました。

歴 史

19世紀末〜20世紀初頭のアール・デコ期、ダイヤモンドの代替として『マチュラ・ダイヤモンド』『シャム・ダイヤモンド』の名で大流行。1950年代以降キュービック・ジルコニア(CZ)の登場で代替市場を奪われましたが、近年は『ナチュラル素材であること』が再評価されています。

伝 承 ・ 石 言 葉

12月の誕生石。石言葉は『純粋』『誠実』『輝き』。透明で強い輝きから『偽らない石』と呼ばれ、真実と気品の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

無色ジルコン(ハイタイプ)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。