Iroishi Checker
No. 037 / 141

合成イエローサファイア

SYNTHETIC YELLOW SAPPHIRE · ごうせいいえろーさふぁいあ
合 成黄 · 橙 系
基 本 情 報Properties
硬 度9
比 重4.00
屈 折 率1.762-1.770
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

均一な黄色〜ゴールデン。天然より色ムラが少ない。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
中〜強のオレンジ〜黄色
短 波
254 nm
中程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 曲線状の成長縞
  • ガス痕
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり(弱)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01曲線縞は合成の決定的サイン
  2. 02気泡があれば確定
  3. 03組成は天然と同一
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 9で耐久性高い
  • 超音波洗浄可
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり数百円〜数千円。

※ 装飾用途に広く流通。天然との価格差が大きいため取引時は識別が重要。

概 要Summary

合成イエローサファイアは(火炎溶融法)などで製造される人工コランダムです。天然と同じ化学組成・結晶構造を持ち、装飾用途に広く使われます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1947年での黄サファイア合成が確立。鉄含有量で淡黄〜濃イエロー〜オレンジ寄りまで制御可能。スイス・タイ・ロシア・中国が主要生産地。インド占星術市場(ジョーティシュ)向けの『プシュパラージャ』として、合成イエローサファイアも一定の需要があります。

歴 史

20世紀後半のバリエーション開発で、各種コランダム色変種の合成が体系化。インドのアーユルヴェーダ・占星術市場では、木星(グル)の影響を強める石として黄サファイアが伝統的に重視され、手頃な合成版も寺院・占星術師経由で広く流通しています。

伝 承 ・ 石 言 葉

9月の誕生石(合成石)。石言葉は『繁栄』『知恵』『成功』。太陽のような輝きから『知の石』と呼ばれ、学問と豊かさの象徴。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

合成イエローサファイアを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。