Iroishi Checker
No. 012 / 141

ホワイトサファイア

WHITE SAPPHIRE · ほわいとさふぁいあ
天 然無 色 系
基 本 情 報Properties
硬 度9
比 重4.00
屈 折 率1.762-1.770
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

無色透明。わずかに青・黄を帯びるものもある。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜オレンジっぽい弱い
短 波
254 nm
反応なし〜弱い
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 絹糸状の
  • 指紋状の液体封入物
  • 結晶インクルージョン
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり(弱)
  • なし(無色のため)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 0110倍ルーペで弱いが見えればコランダム(サファイア)
  2. 024.0でダイヤ(3.52)よりやや重く、CZ(5.6)より軽い
  3. 03閃光がダイヤ・CZより明確に弱い
  4. 04ブラックライト反応が弱く安定
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 9で非常に硬い
  • 超音波洗浄OK
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり数千円〜3万円程度。ダイヤより安価。

※ ダイヤ代替として注目されてきたが、閃光の弱さから好みが分かれる。

概 要Summary

ホワイトサファイアはコランダムの無色変種で、組成上はルビー・ブルーサファイアと同じ鉱物。9の優れた耐久性を持ちますが、ダイヤモンドと比べるとが低く、閃光は控えめです。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

スリランカ(セイロン)産が透明度の高さで知られ、中央高地ラトナプラ周辺が代表産地。マダガスカル(イラカカ)産は2000年代以降の主要供給源で大粒も得やすい。タンザニア(ウンバ渓谷、トゥンドゥル)、ミャンマー(モゴック)、米国モンタナ州も産出。多くの白サファイアはで青やピンクの淡い色を抜いた『色なし』状態として流通します。

歴 史

古代から無色の『キリスト教徒のサファイア』として聖職者の指輪に用いられました。1990年代以降、ダイヤモンドの代替として婚約指輪市場に再注目されています。モース9でダイヤモンド(10)に次ぐ硬さを持ち、傷つきにくさからエンゲージリングの中央石として一定の需要があります。

伝 承 ・ 石 言 葉

9月の誕生石(青サファイアと並ぶ)。石言葉は『純粋』『誠実』『知性』。色を持たない透明な姿から『真理を映す石』と呼ばれ、心の浄化と精神統一の象徴。結婚45周年(サファイア婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ホワイトサファイアを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。