Iroishi Checker
No. 029 / 141

ツァボライトガーネット

TSAVORITE GARNET · つぁぼらいとがーねっと
天 然緑 系
基 本 情 報Properties
硬 度7-7.5
比 重3.61
屈 折 率1.738-1.745
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

鮮やかな黄緑〜深緑。バナジウム・クロムによる発色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • アスベスト繊維状
  • 二相
  • クリーンな個体が多い
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性(等軸晶系)
  • なし
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01・透明感の強い鮮やかな緑
  2. 02エメラルドよりが少なくクリーン
  3. 03なし
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 7〜7.5で日常使い可能
  • 超音波洗浄は基本OK
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット数万円〜数十万円。大粒は急騰。

※ 1967年ケニア・ツァボ国立公園で発見されティファニーが命名。エメラルドの代替石として注目される。

概 要Summary

ツァボライトはグロシュラーガーネットのバナジウム・クロム含有による緑色変種で、ケニア・ツァボ国立公園周辺の限られた産地から産出します。エメラルドよりが少なくクリーンな個体が多いため、高品質石は近年急速に価格が上昇しています。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1967年スコットランド人地質学者キャンベル・ブリッジスがタンザニア・コマドゥグ鉱床で発見し、1970年ケニア・ツァボ国立公園近郊でも発見。主要産地はケニア(ツァボ西部)とタンザニア北東部(メレラニ近郊・コマドゥグ)。マダガスカル(ベハラ)も産出。鉱床は小さく、5ct以上の大型石は極めて希少。

歴 史

発見者ブリッジスはティファニー社の会長ヘンリー・プラットと協力し、1974年に『ツァボライト(ツァボ+石)』として商業化。タンザナイトに次ぐティファニーのアフリカ発見ストーリーの一つ。エメラルドより硬く、が少なく、処理されない天然石として近年高評価。発見者ブリッジスは2009年に鉱床防衛中に殺害された悲劇のエピソードも知られます。

伝 承 ・ 石 言 葉

1月の誕生石(ガーネット全般)。石言葉は『家族愛』『繁栄』『新たな出発』。アフリカの大地が生んだ若き宝石として『活力と再生』を象徴し、起業・新事業のお守りとしても人気。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ツァボライトガーネットを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。