Iroishi Checker
No. 116 / 141

合成ルチル

SYNTHETIC RUTILE / TITANIA · シンセティックルチル
合 成無 色 系
基 本 情 報Properties
硬 度6-6.5
比 重4.20-4.30
屈 折 率2.616-2.903
結 晶 系正方晶系
色 の 範 囲Color Range

無色〜わずかに黄色

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
通常は無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • の湾曲成長線
  • 気泡
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 一軸正
  • 超強烈
  • 0.287
  • 0.280(ダイヤの約6倍)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01異常なまでの虹色(違和感のある虹色)
  2. 02超強烈な
  3. 036-6.5で柔らかい
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 柔らかく傷つきやすい
  • 日常使用には不向き
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

ルース数千円。ビンテージジュエリー流通。

※ 1948年ベルヌーイ法で合成成功。1950-60年代ダイヤ代替として隆盛、CZ登場で衰退。

概 要Summary

合成ルチル(二酸化チタン、TiO₂)は『チタニア』『キファーストーン』等の商品名でにより1948年から製造された合成宝石。がダイヤモンドの6倍と異常なほど強く、独特の虹色フラッシュを放ちます。しかしが低いため現代ではほぼモアサナイト・CZに取って代わられ、ビンテージジュエリーに残る程度です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1948年米国ナショナル・リード社(後のTAM Ceramics)がによる合成ルチル(TiO2)を世界初実用化。商品名『ティタニア』『ミリディアム』『シャトーン』として流通。2.61〜2.90・0.330(ダイヤの7.5倍)で宝石史上最高の値を持ち、強烈な虹色のファイアを示します。米国・タイ・スイスが主要生産地。

歴 史

1948年商業合成成功直後の1950年代、ダイヤモンド代替として大流行。ハリウッド映画女優の婚約指輪等に多用されました。しかしモース6.5と低く傷つきやすいため、1960年代以降に登場したYAG・GGGに代替市場を奪われ、現在は専門コレクター・実験的ジュエリー市場のみで流通。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし(合成石)。石言葉は『虹』『情熱』『可能性』。世界一の値から『虹を生み出す石』と呼ばれ、創造性と多面性の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

合成ルチルを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。