Iroishi Checker
No. 122 / 141

スギライト

SUGILITE · スギライト
天 然紫 系
基 本 情 報Properties
硬 度6-6.5
比 重2.74-2.79
屈 折 率1.607-1.610
結 晶 系六方晶系
色 の 範 囲Color Range

赤紫〜濃紫〜ラベンダー

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
通常は無反応
短 波
254 nm
通常は無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • マンガン酸化物の黒斑
  • 白い石英脈
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 不透明〜半透明
  • 一軸負
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01均一な濃い赤紫色
  2. 02繊維状ではない塊状構造
  3. 036-6.5で爪では傷つかない
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 超音波洗浄可
  • 強い衝撃で割れる可能性
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

ルース数千円〜数十万円(ジェル質は特に高価)。

※ 南アフリカ・北ケープ州、日本・岩手県瀬戸川が主要産地。1944年発見。

概 要Summary

スギライト(sugilite)は1944年に日本の岩石学者・村上允英氏が瀬戸川で発見し、恩師の杉健一氏にちなんで命名された日本発の鉱物です。南アフリカ北ケープ州ウェッセルズ鉱山で高品質なジェル質(半透明の濃紫)が採掘され、世界的に人気が上昇しました。パワーストーン分野でも高く評価されています。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

南アフリカ(ノーザン・ケープ州ウェッセル鉱山)が世界唯一の宝石グレード産地で、深い紫〜マゼンタの不透明体が産出。1944年日本(瀬戸内海岩城島)で日本人地質学者・杉健一が発見した鉱物が起源で、命名も杉氏にちなみます。日本産は鉱物学的には貴重ですが宝石グレードではなく、1979年南アのウェッセル鉱山発見で本格的な宝石登場となりました。

歴 史

1944年杉健一氏が瀬戸内海・岩城島で発見、1976年正式記載。1979年南アフリカ・ウェッセル鉱山でジェムグレードが大量発見され、商業的にティファニー社が『ロイヤルアズール』『グレープジェイド』のブランド名で1980年代に世界展開。20世紀後半パワーストーン市場で『紫の最強石』として急速に普及しました。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし。石言葉は『精神的覚醒』『癒し』『高貴』。深い紫から『高貴な癒しの石』と呼ばれ、瞑想と精神的成長の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

スギライトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。