基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 5-5.5 |
| 比 重 | 3.48-3.60 |
| 屈 折 率 | 1.843-2.110 |
| 結 晶 系 | 単斜晶系 |
色 の 範 囲Color Range
黄・緑・茶・オレンジ
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
通常は無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 針状
- 結晶包有物
光 学 的 性 質Optical Traits
- 二軸正
- 超強
- 0.105-0.135
- 0.051(ダイヤ超)
識 別 の 要 点ID Points
- 01ダイヤを超える虹色ファイア(0.051)
- 02非常に強い
- 03黄・緑・茶の三色性
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 5で傷つきやすくリング不向き
- 超音波洗浄は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
ルース数千円〜数万円。5ct超は高価。
※ マダガスカル・パキスタン・ブラジル等産出。
概 要Summary
スフェーン(チタン酸カルシウムCaTiSiO₅)はギリシャ語の『楔(sphenos)』に由来し、楔形結晶が特徴。近年は『チタナイト』の名も公式になりました。がダイヤモンドを超え強烈な虹色ファイアを放ちますが、5-5.5と柔らかくペンダント・ピアス向き。コレクターに絶大な人気があります。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
マダガスカル(イトラフォツィ)、パキスタン(バルチスタン)、メキシコ、ロシア(ウラル)、米国ニューヨーク州、カナダ、オーストリア(ザルツブルク)が主要産地。化学式 CaTiSiO5(チタン石)、1.84〜2.11・0.051(ダイヤ0.044を超える)。緑〜黄〜橙の鮮やかなボディカラーと強烈な虹色ファイアの組み合わせが、宝石として極めて魅力的です。
歴 史
1795年ドイツの鉱物学者A.G.ヴェルナーがオーストリア・ザルツブルク産を記載し、ギリシャ語『sphen(楔)』にちなみ命名(楔形結晶のため)。長らく希少鉱物標本でしたが、20世紀後半マダガスカル・パキスタン産発見で本格的な宝石市場参入。コレクター市場で『隠れたファイア・キング』として崇敬されます。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし。石言葉は『創造性』『情熱』『虹の祝福』。ダイヤを超える値から『虹をまとう石』と呼ばれ、芸術的霊感と多面性の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
スフェーンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

