| 硬 度 | 9 |
| 比 重 | 4.00 |
| 屈 折 率 | 1.762-1.770 |
| 結 晶 系 | 六方晶系(三方晶系) |
深紅、ピンク赤、紫がかった赤。『鳩の血(ピジョンブラッド)』と呼ばれる深い純赤が最高級。
- 絹糸状の
- 指紋状の液体封入物
- (色の帯)
- 六角形の成長線
- 性あり(弱)
- 二色性:赤とやや黄みがかった赤
- 01自然な絹糸状・指紋状があれば天然の可能性大
- 02曲線状の縞模様が見えれば合成の疑い
- 03があればガラスまたは合成
- 04完全クリーンな場合は合成または高品質天然で断定困難
- 9と非常に硬いが、衝撃には弱くがある
- 超音波洗浄は充填処理石の場合NG
- 熱で色が変化することがあるため、直射日光・高温を避ける
1カラットあたり数千円〜数百万円。品質・産地・処理の有無で大きく変動。
※ ミャンマー(モゴック)産の無処理石は最高値。加熱処理が一般的。鉛ガラス充填処理は価値を大きく下げる。
ルビーはコランダム(鋼玉)の赤色バラエティで、サファイアと同じ鉱物種。微量のクロムによって赤色を呈します。産地はミャンマー、モザンビーク、タイ、スリランカ、マダガスカルなど。古代より『宝石の王』と称され、婚約指輪や王冠に用いられてきた歴史ある宝石です。
主 な 産 地
最高峰はミャンマー北部のモゴック地区産で、純粋な赤に微かな青みを帯びる『ピジョンブラッド』と呼ばれる色合いが特徴。同じくミャンマーのモンスー鉱山も近年注目される産地。モザンビーク産は2009年以降の主要供給源で、明るく鮮やかな赤を産出。タイ産は鉄分が多くやや暗赤色、スリランカ産は淡く明るい赤、マダガスカル産は中庸の品質。タンザニアのウィンザ産は希少な無処理石として高評価。
歴 史
古代インドのサンスクリット語で『ratnaraj(宝石の王)』と称され、紀元前2000年頃から珍重されてきました。ビルマ王朝(ミャンマー)では国家管理品とされ、19世紀末まで赤い石はすべて『ルビー』と呼ばれていました。英国王室の戴冠用宝玉『黒太子のルビー』が実はスピネルだったと判明したのは1851年です。現代では2014年にサザビーズで売却された『サンライズ・ルビー』(25.59ct)が約3000万ドルで落札され、ルビーの最高記録を作りました。
伝 承 ・ 石 言 葉
7月の誕生石。石言葉は『情熱』『仁愛』『勇気』『威厳』。古代より戦士の御守りとされ、皮膚に埋め込めば不死身になるという伝承がインドに残ります。中世ヨーロッパでは王の権威と健康を象徴し、ペストよけ・毒よけの効力を持つと信じられました。中国・インド・ビルマでは魔除け・愛情成就・血液浄化の石として尊ばれ、結婚40周年の記念石(ルビー婚式)でもあります。
こ の 石 を 確 か め る 道 具
ルビー(天然)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。



