基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 7-7.5 |
| 比 重 | 3.06 |
| 屈 折 率 | 1.620-1.640 |
| 結 晶 系 | 六方晶系(三方晶系) |
色 の 範 囲Color Range
ピンク赤、ラズベリー色、紫がかった赤。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱い〜反応なし
短 波
254 nm
反応なし〜ごくわずか
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 平行した管状のインクルージョン
- 液体封入物・二相包有物
- 成長に伴う亀裂
光 学 的 性 質Optical Traits
- 強い(明瞭)
- 強い二色性:赤と淡いピンク
識 別 の 要 点ID Points
- 0110倍ルーペで明瞭なが見えればトルマリン系
- 02ブラックライトにほぼ反応しない(ルビーは強く反応)
- 03管状インクルージョンが見えたらトルマリンの可能性
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 熱に弱く、内部クラックが成長する可能性
- 超音波洗浄は避ける(の多さゆえ)
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1カラットあたり1万〜10万円。純赤に近いものほど高値。
※ 内包物やクラックが多い石が市場の大半。クリーンなルベライトは希少。
概 要Summary
ルベライトは赤〜ピンク色のトルマリン(電気石)。マンガン着色による発色で、強い性からが明瞭に観察できます。ブラジル・ナイジェリア・モザンビークなどで産出します。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ブラジル(ミナス・ジェライス州)が最大の産地で、深紅〜紫紅色を産出。マダガスカル(アンチラベ近郊)は鮮やかなピンクレッド。ナイジェリア、モザンビーク、米国カリフォルニア州(ヒマラヤ鉱山)、ロシア(シベリア)も産出。ルビーに匹敵する深紅で、人工光下でも色の鮮やかさを保つものが最高評価。
歴 史
18世紀のロシア皇室で人気を博し、エカチェリーナ2世のコレクションにも含まれます。当時はルビーと混同されていましたが、19世紀に独立分類。チェコのプラハ国立博物館所蔵『シーザー・ルビー』(255.75ct)は実はルベライトの大型結晶で、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世のコレクション由来の歴史的名石。
伝 承 ・ 石 言 葉
10月の誕生石(トルマリン全般)。石言葉は『情熱』『慈愛』『活力』。深紅の輝きから生命力と愛情の象徴とされ、心臓・血液系の活性化を促すと伝承。10月生まれの女性への贈り物として人気。
OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
ルベライトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

