基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 5.5-6.5 |
| 比 重 | 3.60 |
| 屈 折 率 | 1.73-1.74 |
| 結 晶 系 | 三斜晶系 |
色 の 範 囲Color Range
ローズピンク〜赤ピンク、地色に黒い樹枝状の脈が走る。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 二酸化マンガン(黒い樹枝状脈)
- 石英の白い脈
- 粒状鉱物の混在
光 学 的 性 質Optical Traits
- 不透明〜半透明が主
- 黒い樹枝状マンガン酸化物の網目が特徴
識 別 の 要 点ID Points
- 01ピンク地に黒い樹枝状の脈はロードナイトの決定打
- 025.5〜6.5でナイフでは傷つかないがガラスより硬い
- 03加工が主流、ビーズ・彫刻品も多い
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- は中程度だが脆いため衝撃注意
- 長時間の水没で内部の石英脈が変質することあり
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
数百円〜数万円。ビーズやカボションで安価、透明結晶は高価。
※ ロシア帝国時代のエカテリンブルク産が王室御用達で有名。現在はペルー・オーストラリア・マダガスカル産が主流。
概 要Summary
ロードナイトはマンガンケイ酸塩(CaMn₃Mn(Si₅O₁₅))で、地のピンクと表面を走る黒い樹枝状のマンガン酸化物脈が印象的な半貴石。彫刻・・装飾パネル等に使われます。透明度の高い赤結晶は稀少でカット品は高額です。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ロシア(ウラル山脈マロイ・セドリスナヤ・ゴラ)が伝統的最高峰で、深いローズピンクに黒マンガン酸化物の脈が走る大塊が産出。オーストラリア(ニューサウスウェールズ州ブロークン・ヒル)、スウェーデン(ロングバン)、米国マサチューセッツ州、メキシコ、ブラジル、ペルーも産出。透明体は希少で、ブロークン・ヒル産が最高品質として知られます。
歴 史
1819年ロシアの鉱物学者C.F.ヤッシェがウラル山脈産を記載し、ギリシャ語『rhodon(バラ)』にちなみ命名。19世紀ロシア皇帝ニコライ1世が国石に指定し、ロマノフ王朝の家具・建築装飾・ファベルジェ卵に多用されました。1913年ロシア皇女アレクサンドラの石棺がロドナイト製で作られた記録があります。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし。石言葉は『慈愛』『癒し』『情熱』。ピンクと黒のコントラストから『愛の傷を癒す石』と呼ばれ、心の傷の修復と再出発の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
ロードナイトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

