基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 6.5-7.5 |
| 比 重 | 4.65 |
| 屈 折 率 | 1.925-1.984 |
| 結 晶 系 | 正方晶系 |
色 の 範 囲Color Range
オレンジ赤〜暗赤、褐赤。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱いオレンジ〜黄色
短 波
254 nm
弱〜中程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 明瞭な成長帯
- 放射線損傷による割れ(メタミクト化)
- 結晶粒
光 学 的 性 質Optical Traits
- 非常に強い(明瞭な)
- 高(ダイヤに近い虹色のきらめき)
- 高(4.0超の)
識 別 の 要 点ID Points
- 01明瞭な + 虹色のがほぼ決定打
- 02が非常に高い(4.6〜4.7)
- 03稜が摩耗しやすい(ペーパーエフェクト)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 稜が摩耗しやすいため衝撃注意
- 超音波洗浄は避ける
- 一部のジルコンは熱処理済み
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1カラットあたり5千円〜3万円。希少品は高価。
※ 『ヤシンス』の古名で19世紀ヨーロッパの宝飾品に多用。ダイヤモンド代用品として19世紀〜20世紀初頭に使われた歴史がある。
概 要Summary
ジルコン(ZrSiO₄)の赤変種で、鉄・チタンによって着色します。『高型(ハイタイプ)ジルコン』は放射線損傷が少なく透明度が高く、『低型(ローないしメタミクト)ジルコン』は構造が壊れてが下がったもの。カンボジア・タンザニア・スリランカで産出し、で色を整えることが多い。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
スリランカ(ラトナプラ、エラヘラ)が伝統的産地で、深紅〜赤褐色のヒヤシンスを産出。ミャンマー(モゴック)、カンボジア、タンザニア、マダガスカルも産出。語源は『ヒヤシンス(hyacinth)』で、神話のヒュアキントスの血から生まれた花の名にちなみます。中世から『ジャシンス』とも呼ばれてきました。
歴 史
古代ギリシャ・ローマで『ヒュアキントス』と呼ばれ、聖書のヨハネ黙示録にも『新エルサレムの城壁の十一番目の土台石』として記載される由緒ある宝石。中世ヨーロッパで聖遺物の装飾に多用され、ハンガリーの聖イシュトヴァーン王冠にも使用された記録があります。
伝 承 ・ 石 言 葉
12月の誕生石。石言葉は『情熱』『生命力』『勇気』。深紅の輝きから『血脈の石』と呼ばれ、生命エネルギーと愛情の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
レッドジルコンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


