Iroishi Checker
No. 087 / 141

レッドジルコン

RED ZIRCON · れっどじるこん
天 然赤 系
基 本 情 報Properties
硬 度6.5-7.5
比 重4.65
屈 折 率1.925-1.984
結 晶 系正方晶系
色 の 範 囲Color Range

オレンジ赤〜暗赤、褐赤。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱いオレンジ〜黄色
短 波
254 nm
弱〜中程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 明瞭な成長帯
  • 放射線損傷による割れ(メタミクト化)
  • 結晶粒
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 非常に強い(明瞭な
  • (ダイヤに近い虹色のきらめき)
  • (4.0超の
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01明瞭な + 虹色のがほぼ決定打
  2. 02が非常に高い(4.6〜4.7)
  3. 03稜が摩耗しやすい(ペーパーエフェクト)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 稜が摩耗しやすいため衝撃注意
  • 超音波洗浄は避ける
  • 一部のジルコンは熱処理済み
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり5千円〜3万円。希少品は高価。

※ 『ヤシンス』の古名で19世紀ヨーロッパの宝飾品に多用。ダイヤモンド代用品として19世紀〜20世紀初頭に使われた歴史がある。

概 要Summary

ジルコン(ZrSiO₄)の赤変種で、鉄・チタンによって着色します。『高型(ハイタイプ)ジルコン』は放射線損傷が少なく透明度が高く、『低型(ローないしメタミクト)ジルコン』は構造が壊れてが下がったもの。カンボジア・タンザニア・スリランカで産出し、で色を整えることが多い。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

スリランカ(ラトナプラ、エラヘラ)が伝統的産地で、深紅〜赤褐色のヒヤシンスを産出。ミャンマー(モゴック)、カンボジア、タンザニア、マダガスカルも産出。語源は『ヒヤシンス(hyacinth)』で、神話のヒュアキントスの血から生まれた花の名にちなみます。中世から『ジャシンス』とも呼ばれてきました。

歴 史

古代ギリシャ・ローマで『ヒュアキントス』と呼ばれ、聖書のヨハネ黙示録にも『新エルサレムの城壁の十一番目の土台石』として記載される由緒ある宝石。中世ヨーロッパで聖遺物の装飾に多用され、ハンガリーの聖イシュトヴァーン王冠にも使用された記録があります。

伝 承 ・ 石 言 葉

12月の誕生石。石言葉は『情熱』『生命力』『勇気』。深紅の輝きから『血脈の石』と呼ばれ、生命エネルギーと愛情の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

レッドジルコンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。