| 硬 度 | 8 |
| 比 重 | 3.60-3.64 |
| 屈 折 率 | 1.725-1.740 |
| 結 晶 系 | 等軸晶系(立方晶系) |
均一な明るい赤〜濃赤、ピンク寄り、オレンジ寄りまで。クロム着色でルビーに酷似。
- 曲線状の縞模様()
- 流れ模様()
- (なし)
- なし
- 過度にクリーンな外観
- 01曲線縞と気泡が合成の決定的証拠
- 02UVが天然赤スピネルより強いことが多い
- 03ルビー代用品として流通することが多い(ルビーと違い・なし)
- 8で扱いは天然と同じ
- 超音波洗浄OK
- アクセサリー用途として十分な耐久性
1カラット数百〜数千円。アクセサリーグレード。
※ 1910年代から製造される古典的合成石。天然レッドスピネルより流通量が多く、『スピネル』『合成ルビー』『赤石』などの名で安価なアクセサリーに使われる。昭和期の誕生石リング・誕生石ネックレスで多用された。
合成レッドスピネル(MgAl₂O₄+Cr)は、1910年代に確立された(炎溶融法)で製造される合成石で、原料を高温の炎で溶融・滴下成長させます。曲線状の縞模様()と球形の気泡が典型的な識別特徴。天然レッドスピネルの流通量を遥かに超える量が昭和期のアクセサリーに使われ、誕生石の『赤石』としても多用されました。近代でも安価なアクセサリーで現役です。
主 な 産 地
1908年スピネル合成と同時期にレッド域も実用化。クロム添加で天然レッドスピネルに似た発色を再現します。スイス・タイ・ロシア・中国が主要生産地。1ct以上の天然レッドスピネル(ミャンマー・モゴック産)が高騰した2010年代以降、合成版の需要も再上昇しています。
歴 史
20世紀前半から流通する古典的な合成石。本物のレッドスピネルがルビーと混同された歴史を経て、合成版も同様にルビー代替として流通した経緯があります。GIA鑑別書では『synthetic spinel』と明記されます。
伝 承 ・ 石 言 葉
8月の誕生石(合成石)。石言葉は『情熱』『生命力』『勇気』。赤の輝きから『情熱を紡ぐ石』と呼ばれ、活力と決断力の象徴。
こ の 石 を 確 か め る 道 具
合成レッドスピネルを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。



