基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 5-6 |
| 比 重 | 2.40-4.20 |
| 屈 折 率 | 1.470-1.700 |
| 結 晶 系 | 非晶質 |
色 の 範 囲Color Range
深紅から明るい赤まで幅広く着色可能。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜弱い
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 渦巻き状の流れ模様()
- ガラス特有の割れ方(貝殻状破断)
光 学 的 性 質Optical Traits
- (非晶質のため)
- なし
識 別 の 要 点ID Points
- 0110倍ルーペでが見えればほぼ確実にガラス
- 02(流れ模様)もガラスに特徴的
- 03傷がつきやすく、エッジが摩耗しているとガラスの可能性
- 04見た目より軽ければガラスの可能性(が石より低い)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- が低く傷つきやすい
- 超音波洗浄・熱は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
数百円〜数千円。ジュエリー用装飾石として流通。
※ アンティーク・コスチュームジュエリーに多く使われる。古いものは味わい深い仕上がり。
概 要Summary
赤ガラスは鉛ガラスなどを着色した模造宝石。中世から用いられ、現代でもコスチュームジュエリーに多用されます。内部の気泡や流れ模様が決定的な識別点です。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
中国(広州・浙江省)、チェコ(ボヘミア地方)、オーストリア(スワロフスキー)、米国、インドが主要生産地。金赤色の発色には金コロイド(ゴールド・ルビーガラス、17世紀ボヘミア発祥)または銅・セレン・カドミウム化合物を使用。ヴェネツィア・ムラーノ島は中世から赤ガラス工芸の世界的中心地として知られます。
歴 史
古代エジプト(紀元前1500年)から赤ガラスがファラオの装身具に用いられ、古代ローマでは『ミレフィオリ』技法で大量生産。1730年代パリのジョセフ・ストラス(Joseph Strass)が高鉛ガラスのカット技法を確立し『ストラス(ラインストーン)』が大流行。19世紀ボヘミアのモーザー社が金赤ガラスで一世を風靡しました。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし(人工材料)。コスチュームジュエリー・ファッション用途で『気軽な赤の装飾』を支える素材。情熱・愛情の表現としてカジュアルジュエリーで愛用されます。
OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
赤ガラス(模造)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

