Iroishi Checker
No. 005 / 141

赤ガラス(模造)

RED GLASS / PASTE · あかがらす
模 造赤 系
基 本 情 報Properties
硬 度5-6
比 重2.40-4.20
屈 折 率1.470-1.700
結 晶 系非晶質
色 の 範 囲Color Range

深紅から明るい赤まで幅広く着色可能。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜弱い
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 渦巻き状の流れ模様(
  • ガラス特有の割れ方(貝殻状破断)
光 学 的 性 質Optical Traits
  • (非晶質のため)
  • なし
識 別 の 要 点ID Points
  1. 0110倍ルーペでが見えればほぼ確実にガラス
  2. 02(流れ模様)もガラスに特徴的
  3. 03傷がつきやすく、エッジが摩耗しているとガラスの可能性
  4. 04見た目より軽ければガラスの可能性(が石より低い)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • が低く傷つきやすい
  • 超音波洗浄・熱は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

数百円〜数千円。ジュエリー用装飾石として流通。

※ アンティーク・コスチュームジュエリーに多く使われる。古いものは味わい深い仕上がり。

概 要Summary

赤ガラスは鉛ガラスなどを着色した模造宝石。中世から用いられ、現代でもコスチュームジュエリーに多用されます。内部の気泡や流れ模様が決定的な識別点です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

中国(広州・浙江省)、チェコ(ボヘミア地方)、オーストリア(スワロフスキー)、米国、インドが主要生産地。金赤色の発色には金コロイド(ゴールド・ルビーガラス、17世紀ボヘミア発祥)または銅・セレン・カドミウム化合物を使用。ヴェネツィア・ムラーノ島は中世から赤ガラス工芸の世界的中心地として知られます。

歴 史

古代エジプト(紀元前1500年)から赤ガラスがファラオの装身具に用いられ、古代ローマでは『ミレフィオリ』技法で大量生産。1730年代パリのジョセフ・ストラス(Joseph Strass)が高鉛ガラスのカット技法を確立し『ストラス(ラインストーン)』が大流行。19世紀ボヘミアのモーザー社が金赤ガラスで一世を風靡しました。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし(人工材料)。コスチュームジュエリー・ファッション用途で『気軽な赤の装飾』を支える素材。情熱・愛情の表現としてカジュアルジュエリーで愛用されます。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

赤ガラス(模造)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。