| 硬 度 | 7-7.5 |
| 比 重 | 3.78 |
| 屈 折 率 | 1.714-1.742 |
| 結 晶 系 | 等軸晶系 |
深紅〜褐赤。クロム・鉄による着色で黒っぽく見える場合も多い。
- 丸い結晶粒(アパタイト等)
- 針状ルチル
- 湾曲した液体インクルージョン
- (なし)
- なし
- 01UV無反応 + ざくろ石状の丸い結晶粒
- 02ルビーより深く暗い赤、ややブラウンを帯びる
- 03でなし(ルビーとの区別点)
- 7〜7.5で日常使いに適する
- 超音波洗浄は一般に可だが多い石は避ける
1カラットあたり数百円〜数千円。大粒でも比較的安価。
※ 19世紀ボヘミア産『ボヘミアンガーネット』として欧州アンティークジュエリーに多用。現代はモザンビーク・マダガスカル産が主流。
パイロープはマグネシウムを主成分とするガーネット(Mg₃Al₂(SiO₄)₃)で、微量のクロムで深紅を呈します。ボヘミア(現チェコ)産のものが19世紀欧州で大流行し、ガーネット=パイロープのイメージを作りました。アルマンダインとの固溶体(ロードライト)として産出することも多く、厳密な種同定は測定が必要です。
主 な 産 地
チェコ(ボヘミア地方)産が歴史的に著名で、深いブラッドレッドが『ボヘミアン・ガーネット』として珍重されました。南アフリカ(キンバリー、ダイヤモンド鉱山副産物)、米国アリゾナ州(ナバホ族居留地のアリゾナ・アンソル・ヒル)、タンザニア(ウンバ渓谷)、マダガスカル、中国も産出。アリゾナ産は『アンソル・ガーネット』とも呼ばれます。
歴 史
古代ローマ時代から印章石として用いられ、語源はギリシャ語『pyropos(火の目)』。19世紀ボヘミア(現チェコ)産が欧州貴族に大流行し、『ボヘミアン・ガーネット』として体系的なジュエリー産業を形成。ヴィクトリア朝のクラスタージュエリーで多用されました。
伝 承 ・ 石 言 葉
1月の誕生石。石言葉は『情熱』『真実の愛』『生命力』。古代から戦士の護符・血の浄化の石として信じられ、勇気と忠誠の象徴。結婚2周年(ガーネット婚式)の記念石。
こ の 石 を 確 か め る 道 具
パイロープガーネットを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


