基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 9 |
| 比 重 | 4.00 |
| 屈 折 率 | 1.762-1.770 |
| 結 晶 系 | 六方晶系(三方晶系) |
色 の 範 囲Color Range
薄紫〜ディープバイオレット。バナジウムによる発色。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱〜中程度の赤色
短 波
254 nm
弱反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- (絹糸状)
- 指紋状の液体封入物
光 学 的 性 質Optical Traits
- 性あり(弱)
- 強い二色性
識 別 の 要 点ID Points
- 019でエッジ鋭く、密度高い感覚
- 02が見えれば天然の可能性大
- 03光源変化で青みが増せばカラーチェンジサファイアの可能性
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 9で耐久性は最高クラス
- 超音波洗浄OK
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1カラット数万円〜数十万円。鮮やかな紫は希少。
※ スリランカ・マダガスカル産が中心。光源変化で色変わりするものはカラーチェンジサファイアとして高値。
概 要Summary
パープルサファイアはコランダムにバナジウムが混入することで紫色を呈します。サファイアの中ではブルーやピンクほど一般的ではないため希少性があり、特にカラーチェンジ性を示すものは高値で取引されます。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
スリランカ(ラトナプラ、エラヘラ)産が透明度の高い藤紫として最高評価。マダガスカル(イラカカ)産は2000年代以降の主要供給源で、紫がかったピンク〜赤紫まで幅広く産出。タンザニア(ウンバ渓谷、トゥンドゥル)、ミャンマー(モゴック)、ナイジェリアも産出。多くは微量のクロムとチタン・鉄の組み合わせによる発色です。
歴 史
コランダムは古代から色違いを別宝石として扱われていましたが、19世紀以降ピンク〜紫〜青を連続的なサファイア色変種として体系化。アメジストとの混同が長く続き、20世紀初頭まで『オリエンタル・アメジスト』と呼ばれていました。GIAが20世紀後半に色変種の分類基準を整備し『パープル・サファイア』として独立。
伝 承 ・ 石 言 葉
9月の誕生石。石言葉は『高貴』『瞑想』『直感』。古代から王族・聖職者の色とされた紫を宿し、精神的な気品と内省の象徴。結婚45周年(サファイア婚式)の記念石。
OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
パープルサファイアを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


