Iroishi Checker
No. 093 / 141

ピンクトルマリン

PINK TOURMALINE · ぴんくとるまりん
天 然赤 系
基 本 情 報Properties
硬 度7-7.5
比 重3.06
屈 折 率1.620-1.640
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

淡ピンク〜鮮ピンク〜ラズベリー。紫寄りの石もあり。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜ごく弱い
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • のインクルージョン
  • 液体と二相包有物
  • 成長に伴う亀裂
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 強い明瞭)
  • 強い二色性:ピンクと淡ピンク
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01明瞭な + 管状はトルマリンの決定打
  2. 02UV無反応(サファイアは弱
  3. 037で内部にクラックが多い
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 熱衝撃でクラックが成長することあり
  • 超音波洗浄は避ける
  • 化粧品・汗に注意
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり5千円〜5万円。ルベライト(濃赤)は10〜20万円。

※ ブラジル・ナイジェリア・モザンビーク・アメリカ(メイン州)産が主流。『ルベライト』は赤トルマリンの呼称で厳密には別石扱い。

概 要Summary

ピンクトルマリンはエルバイト(リチウム電気石)の桃色変種で、マンガンが主な着色元素。ブラジル・ナイジェリア・アメリカで産出します。強いからが明瞭に観察でき、管状も特徴的。やクラックが多いため、比較的手頃な価格で流通します。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ブラジル(ミナス・ジェライス州)が主要産地で、淡桃色〜濃いピンクまで幅広く産出。米国カリフォルニア州(サンディエゴ郡ヒマラヤ・タウマリン鉱山)、メイン州、アフガニスタン、パキスタン、マダガスカル、モザンビーク、ナイジェリアも産出。米国カリフォルニア産は19世紀末〜20世紀初頭の中国市場で大ブームを巻き起こした歴史があります。

歴 史

1890年代〜1912年、清朝の西太后がカリフォルニア・ヒマラヤ鉱山産のピンクトルマリンを大量購入し、中国市場が世界最大の需要地となりました。西太后の死去(1908年)と清朝崩壊(1912年)で需要が消滅し、ヒマラヤ鉱山も閉鎖。現代では誕生石・ファッションジュエリーの定番として復活し、ティファニー・ブルガリも採用。

伝 承 ・ 石 言 葉

10月の誕生石(トルマリン全般)。石言葉は『希望』『純真な愛』『慈悲』。心の傷を癒し、自己肯定感と愛情を育む石として人気。バレンタイン・誕生日の贈答にも定番。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ピンクトルマリンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。