Iroishi Checker
No. 092 / 141

ピンクスピネル

PINK SPINEL · ぴんくすぴねる
天 然赤 系
基 本 情 報Properties
硬 度8
比 重3.60
屈 折 率1.718
結 晶 系等軸晶系(立方晶系)
色 の 範 囲Color Range

やわらかなピンク〜鮮やかなホットピンク、ネオンピンクまで。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
中程度〜強い赤色(クロム含有時)
短 波
254 nm
弱い赤色
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 八面体の結晶(
  • 指紋状の液体封入物
  • 小さな結晶の集合
光 学 的 性 質Optical Traits
  • なし)
  • なし
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01なし = スピネル
  2. 02はスピネルの特徴
  3. 03サファイアは弱・二色性あり
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 8で日常使い適
  • 超音波洗浄OK(処理なしの場合)
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり1〜30万円。ビルマ産ホットピンクは高額。

※ ビルマ(ミャンマー)モゴック産のホットピンク・ネオンピンクが最高評価。ベトナム・タジキスタン産も流通。

概 要Summary

ピンクスピネルはMgAl₂O₄の鉱物で、微量のクロムでピンクを発色します。なく、八面体の結晶形が特徴的。長らくピンクサファイアと混同されてきた歴史があり、近年再評価で注目を集めるジャンルです。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ミャンマー(モゴック、マンスィン)産が最高峰で、純粋なホットピンク〜ベビーピンクが評価されます。タジキスタン(クフィラブ)、ベトナム(ルクイェン)、スリランカ、タンザニア(マへンゲ)、マダガスカルも産出。タンザニア・マへンゲ産は2007年発見で、ネオンピンクの強が話題となり一時期市場を席巻しました。

歴 史

古代からルビーと混同されてきたスピネルの中で、ピンク色変種は20世紀後半に独立カテゴリとして確立。2007年マへンゲ鉱山の大発見で『マへンゲ・ピンクスピネル』が世界市場のトレンドとなり、1ct数十万円〜の高値で取引されました。

伝 承 ・ 石 言 葉

8月の誕生石(2016年AGTAが追加)。石言葉は『慈愛』『優しさ』『内なる平和』。柔らかなピンクから『心を開く石』と呼ばれ、愛と感謝の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 4 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ピンクスピネルを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。