Iroishi Checker
No. 112 / 141

フォスフォフィライト

PHOSPHOPHYLLITE · フォスフォフィライト
天 然無 色 系青 系緑 系
基 本 情 報Properties
硬 度3-3.5
比 重3.08-3.13
屈 折 率1.595-1.621
結 晶 系単斜晶系
色 の 範 囲Color Range

青緑〜無色

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱いの場合あり
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • ほぼインクルージョンフリー(高透明度)
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 二軸正
  • 弱い
  • 0.021
識 別 の 要 点ID Points
  1. 013-3.5と極めて柔らかい
  2. 02完全があり扱い注意
  3. 03ボリビア・セロ・リコ産が世界的に有名
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 極めて柔らかくあり・ジュエリー不向き
  • 衝撃・圧力を厳禁
  • コレクションケースでの保管推奨
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

ルース10万円〜数百万円。極めて希少・高価。

※ ボリビア・ドイツ・米国等で産出。カット可能な結晶は世界で数百個程度とされる。

概 要Summary

フォスフォフィライト(Zn₂Fe(PO₄)₂·4H₂O)は亜鉛鉄リン酸塩鉱物で、青緑色の美しさから『青の宝石の王』と呼ばれることもあります。しかし3-3.5と極めて柔らかく完全を持つため、カット・宝飾品化が非常に困難。世界で最も希少な宝石の一つとして知られています。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ボリビア(ポトシ州ウンチア錫鉱山)が世界最高峰の唯一実用的産地で、淡青緑〜青の透明結晶を産出。ドイツ(ザクセン州ハーゲンドルフ)、米国ニューハンプシャー州、ペルーも報告産地ですが、宝石用途のジェムクオリティはほぼボリビア産に限られます。極めて壊れやすく3〜3.5・3方向完全のため、宝石カットは熟練を要します。

歴 史

1920年ドイツ・ハーゲンドルフ産で発見・記載。1958年ボリビア・ウンチア鉱山の発見が宝石市場への登場を本格化させましたが、生産量は非常に限定的で、1ct以上の良質ジェムクオリティは数百万円超の例も。コレクター市場では『最も難しい宝石』のひとつとして崇敬されます。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし。石言葉は『繊細さ』『内省』『調和』。淡い青緑から『繊細な心の石』と呼ばれ、感受性と調和の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 4 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

フォスフォフィライトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。