基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 6.5-7 |
| 比 重 | 3.34 |
| 屈 折 率 | 1.654-1.690 |
| 結 晶 系 | 斜方晶系 |
色 の 範 囲Color Range
黄緑〜オリーブグリーン。鉄分による発色。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 睡蓮葉(lily pad)状の円盤型
- クロマイト結晶
- 明瞭
光 学 的 性 質Optical Traits
- 性あり(強)
- 弱い二色性:黄緑〜緑
識 別 の 要 点ID Points
- 01強いが特徴的
- 02が見えれば確定的
- 03黄緑〜オリーブ色(純緑にはならない)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 6.5〜7でやや軟らかい
- 急激な温度変化・酸に弱い
- 超音波洗浄は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1カラット数千円〜数万円。大粒・濃色は希少。
※ 8月の誕生石。アリゾナ・ペリドット島・ミャンマー・パキスタン産が中心。
概 要Summary
ペリドットは鉱物名オリビン(かんらん石)の宝石名で、地球深部のマントル由来の鉱物として知られます。古代エジプトでクレオパトラに愛されたことから『太陽の石』『夕べのエメラルド』とも呼ばれ、強いによる『シャム双子』のような輝きが特徴です。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
古代より地中海エジプトのザバルガード島(聖ヨハネ島)で採掘され、古代ローマの『トパーズ』はここの産物だったとされます。現代の主要産地はパキスタン(コヒスタン地区=『カシミール・ペリドット』)、ミャンマー(モゴック)、米国アリゾナ州サン・カルロス・アパッチ居留地、中国(吉林)、ノルウェー、タンザニア。隕石(パラサイト隕石)からも稀に産出。
歴 史
古代エジプト・ファラオ時代から珍重され、クレオパトラが愛したエメラルドは実はペリドットだったとの説も。十字軍が中世ヨーロッパに持ち帰り、教会装飾に多用。ドイツ・ケルン大聖堂の三聖人遺物箱(200ct級)はその代表例。長らく『夜のエメラルド』『太陽の宝石』と呼ばれてきました。
伝 承 ・ 石 言 葉
8月の誕生石。石言葉は『夫婦の幸福』『和合』『安心』。太陽の石として悪夢・闇・恐怖を退けるとされ、結婚16周年の記念石。古代ハワイでは『火の女神ペレの涙』とされ神聖視されました。
OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
ペリドットを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


