Iroishi Checker
No. 076 / 141

合成オパール

SYNTHETIC OPAL · ごうせいおぱーる
合 成オ パ ー ル
基 本 情 報Properties
硬 度5-6
比 重1.97-2.20
屈 折 率1.37-1.50
結 晶 系非晶質(人工含水シリカまたは樹脂複合)
色 の 範 囲Color Range

均一で鮮やかな。地色は製品によって白・黒・透明。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
組成により変動
短 波
254 nm
弱〜中程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 蜥蜴の鱗状パターン(スネークスキン)
  • 規則的なブロック
光 学 的 性 質Optical Traits
  • プレイ・オブ・カラー
  • 均一で過度に整った
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01が決定的
  2. 02ブロックが規則的
  3. 03強いを示すことが多い
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 樹脂複合タイプは熱・溶剤に弱い
  • 天然オパールほどの含水注意は不要な場合もある
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数百円〜数万円。

※ ピエール・ギルソン(フランス)・京セラ(日本)の合成オパールが代表。組成は天然に近いが、樹脂複合タイプは別物。

概 要Summary

合成オパールは1974年にフランスのピエール・ギルソンが開発し、日本の京セラも独自製法で製造しています。シリカ球を規則正しく整列させるため、が均一で『スネークスキン』と呼ばれる鱗状パターンを示すのが天然との違いです。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1972年仏Pierre Gilson が世界初の合成オパール量産化に成功。シリカ球の規則的配列により効果を再現します。日本・京セラ(クレサンベール)も独自プロセスで合成オパールを製造。フランス・日本・中国が主要生産地。樹脂含浸タイプ(含浸オパール)は更に処理が加わり、価格を抑えた製品として広く流通します。

歴 史

1964年豪州Pierre Gilson が研究着手、1972年Gilson Created Opal として商業化。1980年代京セラがクレサンベール合成オパールを発表。GIAは合成オパールの鑑別法(チキンワイヤ・コラム構造の顕微鏡観察)を確立しています。

伝 承 ・ 石 言 葉

10月の誕生石(合成石)。石言葉は『創造』『調和』『可能性』。人の手で紡がれた虹から『科学が宿す光の石』と呼ばれ、技術と創造性の象徴。結婚14周年(オパール婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

合成オパールを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。