Iroishi Checker
No. 077 / 141

貼り合わせオパール

ASSEMBLED OPAL (DOUBLET/TRIPLET) · はりあわせおぱーる
模 造オ パ ー ル
基 本 情 報Properties
硬 度5.5-6
比 重2.00-2.50
屈 折 率1.37-1.50
結 晶 系非晶質(天然オパール薄片+台座)
色 の 範 囲Color Range

オパール層のに依存。台座は通常黒またはアイアンストーン。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
オパール部分は組成による
短 波
254 nm
接着剤に弱い
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 横から見える層の境界
  • 接着剤の層
  • 裏面の黒色台座
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 上面のみプレイ・オブ・カラー
  • 裏面は均一色
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01横から明確な層境界が見える
  2. 02上面にクリスタル/ガラスキャップ(トリプレット)
  3. 03裏面が一様な黒または白
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 接着剤が水・熱・有機溶剤で劣化
  • 水洗い・超音波洗浄・高温は厳禁
  • 長期使用で層が剥離することがある
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数千円〜数万円。

※ 薄いオパール原石でもブラックオパール風に見せられるため広く流通。価値は単石天然の大幅に下。明記せず販売されるケースもあり注意。

概 要Summary

貼り合わせオパール(ダブレット/トリプレット)は薄いオパール片を黒色台座に貼ることでブラックオパール風の見栄えを作る複合石です。単石天然オパールに比べ価値は大幅に下がるため、売買時は明記が必須とされます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

オパール薄片を黒地(オニキス、玉髄、プラスチック等)と接着した『ダブレット』、上面に水晶またはガラスを重ねた『トリプレット』の総称。オーストラリア(クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州)、エチオピア、メキシコ産の薄いオパール片を素材として、香港・タイ・中国・豪州の研磨業者が組み立てます。1ct以下の高価な天然オパールを大型化する古典的な手法。

歴 史

20世紀初頭の豪州オパール採掘で、極薄いブラックオパール層を活用するため接着技術が発達。1920〜30年代のアール・デコ期にダブレット・トリプレットが大量生産されました。現代は鑑別書に必ず『assembled stone』『doublet』『triplet』と明記する開示が義務付けられ、価格は天然ソリッドの数分の一に評価されます。

伝 承 ・ 石 言 葉

10月の誕生石(オパール扱い)。石言葉は『創造』『調和』『協力』。複数素材の融合から『力を合わせる石』と呼ばれ、協働と創造性の象徴。結婚14周年(オパール婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

貼り合わせオパールを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。