基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 7 |
| 比 重 | 2.60-2.65 |
| 屈 折 率 | 1.535-1.539 |
| 結 晶 系 | 六方晶系(三方晶系・微晶質クォーツ) |
色 の 範 囲Color Range
均一な黒〜黒褐色。カメオ・インタリオ用には白との縞層が理想。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 微晶質構造(肉眼では見えない)
- 縞層(カメオ用原石)
光 学 的 性 質Optical Traits
- 性あり(微晶質)
- マット〜ろう状光沢
識 別 の 要 点ID Points
- 01石らしい重みと硬さ
- 027で爪では傷つかない
- 03染色処理品が主流
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 7で日常使い向き
- 染色品は長期使用で色抜けすることも
- 強酸には溶ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1ピース数百円〜数万円。
※ ブラジル・ウルグアイ・インド産が代表。市場流通の多くは染色したアゲートで、純粋な天然黒オニキスは希少。
概 要Summary
オニキス(黒瑪瑙)はカルセドニー(玉髄)の黒色変種で、古代ギリシャ・ローマの時代からカメオ・インタリオ(彫刻宝石)に用いられてきました。現代市場に流通する『ブラックオニキス』の大半はアゲートを染色して黒くしたものです。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ブラジル(ミナス・ジェライス州)、ウルグアイ、インド、マダガスカル、米国アリゾナ州、ドイツが主要産地。鉱物学的には平行な縞模様を持つカルセドニーの一種で、市場流通の多くは灰色のカルセドニー原石を糖蜜+硫酸処理で炭化させて漆黒化したもの。古来は黒地に白縞が走る天然石を指す名称でしたが、現代は漆黒の処理石が標準。
歴 史
古代エジプト(紀元前2500年)の墓所から印章・カメオが多数出土し、王族の護符として珍重されました。古代ギリシャ・ローマでは赤縞・白縞のサードオニキスが印章石として愛用され、語源はギリシャ語『onyx(爪)』で皮膚色との連想から命名。19世紀ヴィクトリア朝の喪のジュエリーで黒オニキスが大流行しました。
伝 承 ・ 石 言 葉
7月の誕生石(補助)。石言葉は『邪気祓い』『集中力』『成功』。漆黒の輝きから『意志の石』と呼ばれ、決断力と精神統一の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
オニキス(黒瑪瑙)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

