Iroishi Checker
No. 064 / 141

オブシディアン(黒曜石)

OBSIDIAN · おぶしでぃあん
天 然黒 · 灰 系
基 本 情 報Properties
硬 度5-5.5
比 重2.35-2.60
屈 折 率1.48-1.51
結 晶 系非晶質(天然ガラス)
色 の 範 囲Color Range

漆黒が代表。シルバー・ゴールド・レインボー・スノーフレーク等の変種もあり。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 気泡・流れ模様
  • クリストバライトの白斑(スノーフレーク)
光 学 的 性 質Optical Traits
  • (非晶質)
  • 貝殻状断面
  • ガラス光沢
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01貝殻状割れ面
  2. 02鋭利な断面
  3. 03わずかに透ける
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 5〜5.5で傷つきやすい
  • 断面が鋭利で怪我に注意
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数百円〜数千円。

※ メキシコ・アメリカ(オレゴン)・日本(北海道十勝)産などが代表。旧石器時代の石器材料として考古学的にも重要。

概 要Summary

オブシディアン(黒曜石)は火山活動でマグマが急冷してガラス化した岩石で、ガラス光沢と貝殻状の割れ面が特徴です。刃物のように鋭利に割れるため、旧石器時代から世界各地で石器・鏡・祭祀具の素材として使われてきました。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

メキシコ(ハリスコ州、ミチョアカン州)、米国(オレゴン州、ワイオミング州イエローストーン)、トルコ(中央アナトリア)、アルメニア、エチオピア、日本(北海道十勝石、長野県、伊豆諸島神津島)が産出。流紋岩質マグマが急冷した火山ガラスで、不透明〜半透明の漆黒が標準。レインボーオブシディアン(虹光彩)、スノーフレーク(白班)、ゴールドシーン等の変種があります。

歴 史

新石器時代(紀元前1万年〜)から鋭利な刃として石器に多用され、人類最古の刃物素材のひとつ。アステカ文明では『黒曜石の鏡』が祭祀・占いに用いられ、アステカ神話の魔術師テスカトリポカの聖具とされました。日本では旧石器〜縄文時代の重要な交易品で、神津島産が関東一円に流通した遺跡が多数発見されています。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし。石言葉は『真実』『守護』『直感』。鏡のような黒から『真実を映す石』と呼ばれ、内省と心の浄化の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

オブシディアン(黒曜石)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。