Iroishi Checker
No. 094 / 141

モルガナイト

MORGANITE · もるがないと
天 然赤 系
基 本 情 報Properties
硬 度7.5-8
比 重2.72
屈 折 率1.572-1.590
結 晶 系六方晶系
色 の 範 囲Color Range

やさしいピンク、サーモンピンク、桃色。時に青みがかる。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱いラベンダー〜反応なし
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 長管状のインクルージョン
  • 液体の二相包有物
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 弱い
  • 二色性:無色とピンク
識 別 の 要 点ID Points
  1. 017.5〜8、2.7前後の軽さ
  2. 02やわらかいサーモンピンクの色調はモルガナイト独特
  3. 03加熱で青みを除去しピンクを強める処理が一般的
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 7.5〜8で日常使いに適する
  • 強い加熱で退色するため熱源から離して保管
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり5千円〜5万円。大粒クリーン石が中心。

※ ブラジル・マダガスカル・アメリカ(カリフォルニア)・アフガニスタン産。『モルガナイト』の名はJ.P.モルガンにちなみ1911年命名。

概 要Summary

モルガナイトはベリル(Be₃Al₂Si₆O₁₈)のピンク変種で、マンガンが着色元素。エメラルド・アクアマリンと同じ鉱物種の兄弟です。1911年ニューヨーク鉱物学者G.F.クンツが金融家J.P.モルガンにちなんで命名しました。やさしいサーモンピンクが特徴で、ブライダルジュエリーに人気があります。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ブラジル(ミナス・ジェライス州)、マダガスカル(アンチラベ)が主要産地。米国カリフォルニア州(ヒマラヤ鉱山=産地名の由来)、メイン州、パキスタン、アフガニスタン、ロシア、モザンビーク、ナミビアも産出。モザンビーク産は近年大型結晶が発見され、淡桃〜オレンジピンクの幅広い色相を供給。

歴 史

1910年米カリフォルニア州マダガスカルで発見されたピンクベリル。発見者の宝石商ティファニー社の鉱物学者ジョージ・F・クンツが、米国の銀行家・ジュエリーコレクターJ.P.モルガンに敬意を表し1911年命名。20世紀初頭はマイナーな宝石でしたが、2010年代のモザンビーク鉱床発見と『ローズゴールド』ブームで婚約指輪素材として爆発的に普及。

伝 承 ・ 石 言 葉

石言葉は『優美』『清純』『愛情』。優しいピンクが『癒しと無償の愛』を象徴し、現代では『プリンセスストーン』としてミレニアル世代の婚約指輪に大人気。心の傷を癒すヒーリングストーンとしても珍重。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

モルガナイトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。