Iroishi Checker
No. 114 / 141

ムーンストーン(無色タイプ)

WHITE MOONSTONE · ムーンストーン
天 然無 色 系
基 本 情 報Properties
硬 度6-6.5
比 重2.55-2.63
屈 折 率1.518-1.526
結 晶 系単斜晶系
色 の 範 囲Color Range

無色〜乳白色

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
弱い青白色の場合あり
短 波
254 nm
通常は無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • センテピードインクルージョン(百足状)
  • 層状構造
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 二軸正
  • /アデュラレッセンス(青白い光)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01動かすと青白い光()が移動
  2. 02カットで内部に層状構造
  3. 03完全に沿った割れ
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 完全あり衝撃注意
  • 6で傷つきやすい
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

ルース数千円〜。ブルームーン(青シラー)は数万円。

※ スリランカ・インド・ミャンマー等産出。6月誕生石。

概 要Summary

ムーンストーンは長石族(正長石+曹長石の層状構造)で、二つの鉱物層の光の干渉により青白い光(アデュラレッセンス、通称)が生まれます。無色〜乳白色が最も一般的で、インドやスリランカ産が有名。古代から『月の石』として月光と結びつけられ珍重されてきました。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

最高峰はスリランカ(メーティヤゴダ地区)産の青色シーン(ブルームーンストーン)。インド南部(タミル・ナードゥ州)、ミャンマー、マダガスカル、ブラジル、米国バージニア州、オーストラリアも産出。ノルウェー、ポーランドはペリステライト系。タンザニア・アルーシャ産はレインボー系。スリランカ産の青の透過光が最高評価とされます。

歴 史

古代ローマでは月光が固まったものと信じられ、月の女神ディアナの聖石とされました。古代インド・ヒンドゥー教では神聖な石として寺院に奉納。19世紀末アール・ヌーヴォー期にルネ・ラリックが多用し、装飾宝石として一大ブームに。20世紀のヒッピー文化・1990年代のニューエイジ運動でも愛好されました。

伝 承 ・ 石 言 葉

6月の誕生石(パール・アレキサンドライトと並ぶ)。石言葉は『健康・富・長寿』『純愛』『感受性』。古来『恋人達の石』として旅と恋路の御守りとされ、女性性・直感・月のリズムを象徴。インドでは『満月の夜に持つと未来が見える』と伝承。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ムーンストーン(無色タイプ)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。