Iroishi Checker
No. 018 / 141

クンツァイト

KUNZITE · くんつぁいと
天 然紫 系
基 本 情 報Properties
硬 度6.5-7
比 重3.18
屈 折 率1.660-1.676
結 晶 系単斜晶系
色 の 範 囲Color Range

薄ピンク〜ライラック紫。マンガンによる発色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
強いオレンジ〜ピンクの
短 波
254 nm
弱反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 管状
  • 明瞭な
  • 二相
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり
  • 強い三色性:無色〜淡紫〜濃紫
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01強いオレンジ〜ピンクのUVが決定的
  2. 02明瞭な面が見える
  3. 03光に弱く長期日光で退色
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 6.5〜7だが完全あり・衝撃に弱い
  • 長時間日光暴露で退色する『イブニングストーン』
  • 超音波洗浄・蒸気洗浄は禁忌
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット数千円〜数万円。大粒は容易だが濃色は希少。

※ 1902年に米国カリフォルニアで発見されティファニー鉱物学者G.F.Kunzにちなみ命名。

概 要Summary

クンツァイトはスポジュメン(リシア輝石)のピンク〜紫色変種で、マンガンによって発色します。日光に長時間さらされると退色するため『夕方の石(イブニングストーン)』とも呼ばれ、夜間照明下での着用が推奨されます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1902年米カリフォルニア州サンディエゴ郡パラ地区で発見・命名。現代の主要産地はアフガニスタン(ヌーリスタン州)、パキスタン(コヒスタン)、ブラジル(ミナス・ジェライス州)、マダガスカル、ミャンマー、モザンビーク。アフガニスタン産は深いライラックピンクで最高評価。大型結晶(数百ct級)も産出される反面、紫外線で退色する性質があります。

歴 史

1902年宝石商ティファニー社の鉱物学者ジョージ・F・クンツが発見し、自身の名を冠して命名。ティファニーの『発見と命名』マーケティング戦略の象徴的成功例。20世紀後半、ジャクリーン・ケネディがアリストテレス・オナシスから贈られた47ctのクンザイトリングが有名で、ジャクリーン死後の1996年サザビーズ競売で約4億円で落札されました。

伝 承 ・ 石 言 葉

石言葉は『無償の愛』『清純』『誠実な思い』。心のチャクラを開く『ハートストーン』として、女性らしさ・優しさ・癒しを象徴。1960〜70年代のヒッピー文化で『フラワーチルドレンの石』として愛されました。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

クンツァイトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。