| 硬 度 | 3.5 |
| 比 重 | 2.58 |
| 屈 折 率 | 1.583-1.605 |
| 結 晶 系 | 単斜晶系 |
青〜ターコイズブルーの染色、下地は白。
- 灰色〜黒色の網状マトリックス(ハウライト本来の模様)
- 染料の色むら
- 表面の染色痕
- 下地は不透明白色
- 染色による不均一な発色
- 01白下地に青染め・染料ムラ = ハウライト染色品
- 02アセトン・アルコールで色が落ちる
- 03網目状マトリックスがグレーから黒(本来のハウライト模様)
- アセトン・アルコール・シンナーで色落ち
- 汗・化粧品で徐々に色が抜けることあり
- 柔らかい布で乾拭き
数百円〜千円。ビーズ・カボションが中心。
※ 『ターコイズ』『ラピス』として販売されるケースあり。本物のターコイズより明らかに安価で、染色されているため注意が必要。
ハウライト(Ca₂B₅SiO₉(OH)₅)は白色の硼酸塩鉱物で、本来は灰色〜黒色の網状マトリックスがある白い多孔質の石。染料を容易に吸収するため、古くからターコイズ・ラピスラズリの代用として青く染められて流通します。本物のターコイズと比べて明らかに安価(1/10以下)なため、表示を確認することが重要です。
主 な 産 地
天然ハウライトは1868年カナダ・ノバスコシア州ウィンザー郡で発見され、米国カリフォルニア州、メキシコ、ロシア、トルコも産出。白色不透明体に灰色〜黒の脈が入る軟らかな鉱物(モース3.5)で、20世紀後半以降ターコイズの代替として大量に染色されました。染色ハウライトは『ホワイト・ターコイズ(誤称)』『ハウラスト』として混同流通する問題が長く続いています。
歴 史
1868年カナダの化学者ヘンリー・ハウ(Henry How)が発見し、彼の名にちなみ命名。1970年代以降ターコイズ価格高騰に伴いトルコ・中国産の白ハウライトが青染色されて流通開始。GIA・AGTA は染色開示を厳格に求めていますが、市場には『ターコナイト』等の商品名で混入する例が多く、消費者の注意が必要です。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし(染色品)。石言葉は『鎮静』『内省』『記憶』。ターコイズ模様から『偽りなき自分の石』とも称されますが、購入時は必ず染色開示を確認することが推奨されます。
こ の 石 を 確 か め る 道 具
ハウライト染色品を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


