基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 5.5-6.5 |
| 比 重 | 5.26 |
| 屈 折 率 | 2.94-3.22 |
| 結 晶 系 | 六方晶系(三方晶系) |
色 の 範 囲Color Range
金属光沢の黒灰〜シルバーグレー。粉末は赤褐色。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 金属光沢の双晶面
- 板状〜腎臓状集合
光 学 的 性 質Optical Traits
- 不透明
- 金属光沢
識 別 の 要 点ID Points
- 015.3と非常に重い
- 02磁石にはほぼ反応しない(天然は非磁性)
- 03粉末が赤褐色
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- はあるが落下で割れやすい
- 塩素・酸・汗に弱い
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1ピース数百円〜数万円。
※ ブラジル・イタリア・イギリス産が代表。ヴィクトリア時代の喪服装飾にも使用された歴史的宝石。
概 要Summary
ヘマタイト(赤鉄鉱)は酸化鉄の鉱物で、金属光沢の重厚な黒灰色が特徴です。粉末を作ると赤褐色になることから『赤鉄鉱』の名が付きました。古代より顔料や装飾品に用いられてきた歴史ある鉱物です。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ブラジル(ミナス・ジェライス州)、英国(カンブリア州、フロロ・ファネス)、ロシア(クリヴォイ・ログ)、米国(ミシガン州、ミネソタ州)、スウェーデン(キルナ)、中国が主要産地。英国カンブリア産は『カンバーランド・ヘマタイト』として19世紀ヴィクトリア朝の喪のジュエリーで著名。最高品質の鏡面研磨は『黒銀色のミラー』として独特の存在感。
歴 史
古代エジプトで『血の色を持つ石』として呪術・装飾に使用。古代ギリシャでは戦士の護符として戦場へ持参されました。語源はギリシャ語『haima(血)』。19世紀英国カンブリア産が大量採掘され、ヴィクトリア朝の喪のジュエリーで黒色装飾石として大流行。米国レイクスーペリア湖周辺は世界最大の鉄鉱床として有名。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし。石言葉は『勇気』『強さ』『血の浄化』。鏡のような黒銀光から『戦士の石』と呼ばれ、決断力と防御力の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
ヘマタイト(赤鉄鉱)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

