Iroishi Checker
No. 058 / 141

ヘマタイト(赤鉄鉱)

HEMATITE · へまたいと
天 然黒 · 灰 系
基 本 情 報Properties
硬 度5.5-6.5
比 重5.26
屈 折 率2.94-3.22
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

金属光沢の黒灰〜シルバーグレー。粉末は赤褐色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 金属光沢の双晶面
  • 板状〜腎臓状集合
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 不透明
  • 金属光沢
識 別 の 要 点ID Points
  1. 015.3と非常に重い
  2. 02磁石にはほぼ反応しない(天然は非磁性)
  3. 03粉末が赤褐色
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • はあるが落下で割れやすい
  • 塩素・酸・汗に弱い
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数百円〜数万円。

※ ブラジル・イタリア・イギリス産が代表。ヴィクトリア時代の喪服装飾にも使用された歴史的宝石。

概 要Summary

ヘマタイト(赤鉄鉱)は酸化鉄の鉱物で、金属光沢の重厚な黒灰色が特徴です。粉末を作ると赤褐色になることから『赤鉄鉱』の名が付きました。古代より顔料や装飾品に用いられてきた歴史ある鉱物です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ブラジル(ミナス・ジェライス州)、英国(カンブリア州、フロロ・ファネス)、ロシア(クリヴォイ・ログ)、米国(ミシガン州、ミネソタ州)、スウェーデン(キルナ)、中国が主要産地。英国カンブリア産は『カンバーランド・ヘマタイト』として19世紀ヴィクトリア朝の喪のジュエリーで著名。最高品質の鏡面研磨は『黒銀色のミラー』として独特の存在感。

歴 史

古代エジプトで『血の色を持つ石』として呪術・装飾に使用。古代ギリシャでは戦士の護符として戦場へ持参されました。語源はギリシャ語『haima(血)』。19世紀英国カンブリア産が大量採掘され、ヴィクトリア朝の喪のジュエリーで黒色装飾石として大流行。米国レイクスーペリア湖周辺は世界最大の鉄鉱床として有名。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし。石言葉は『勇気』『強さ』『血の浄化』。鏡のような黒銀光から『戦士の石』と呼ばれ、決断力と防御力の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ヘマタイト(赤鉄鉱)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。