Iroishi Checker
No. 027 / 141

グリーンサファイア

GREEN SAPPHIRE · ぐりーんさふぁいあ
天 然緑 系
基 本 情 報Properties
硬 度9
比 重4.00
屈 折 率1.762-1.770
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

明緑〜深緑〜オリーブ。鉄による発色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 絹糸状
  • 指紋状の液体封入物
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり(弱)
  • 二色性:青緑〜黄緑
識 別 の 要 点ID Points
  1. 019でエッジ鋭い
  2. 02・六角ゾーニングが見えれば天然
  3. 03
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 9で耐久性最高クラス
  • 超音波洗浄OK
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット数千円〜数万円。ブルーより安価。

※ オーストラリア・タンザニア・タイ産が中心。

概 要Summary

グリーンサファイアはコランダムの緑色バラエティで、鉄イオンによって発色します。ブルーやピンクのサファイアと比べると地味で安価ですが、9の優れた耐久性とコランダムならではの輝きを持ちます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

オーストラリア(クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州)産が世界最大の供給源で、深いボトルグリーンが特徴。タイ・カンボジア(パイリン)、米国モンタナ州、マダガスカル、タンザニア、スリランカも産出。ミャンマー(モゴック)産は『ティール(青緑)』として近年人気が高まっています。

歴 史

1870年代豪州クイーンズランドのアナキー鉱山で大規模に発見され、19世紀末〜20世紀初頭にかけて欧州市場に供給されました。ヴィクトリア朝の喪のジュエリー(深緑の宝石)にも用いられています。長らく『地味なサファイア』とされていましたが、2010年代以降のティール/ダックブルー人気により再評価されています。

伝 承 ・ 石 言 葉

9月の誕生石。石言葉は『誠実』『成長』『調和』。落ち着いた緑の輝きから『賢者の石』と呼ばれ、知恵と忠誠の象徴。結婚45周年(サファイア婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

グリーンサファイアを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。