Iroishi Checker
No. 022 / 141

合成エメラルド

SYNTHETIC EMERALD · ごうせいえめらるど
合 成緑 系
基 本 情 報Properties
硬 度7.5-8
比 重2.66-2.70
屈 折 率1.561-1.568
結 晶 系六方晶系
色 の 範 囲Color Range

鮮やかな緑〜深緑。天然より均一。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
強い赤〜オレンジ
短 波
254 nm
弱〜中反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • シェブロン状(V字)成長パターン(水熱法)
  • 管状・絹糸状の規則的
  • 種結晶のスラブ状残痕
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり(天然と同じ)
  • は天然よりわずかに低い傾向
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01シェブロン状V字パターンは水熱法合成の証
  2. 02管状の規則的合成の証
  3. 03天然よりが強い傾向
  4. 041.561以下は合成の可能性大
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 天然と同等の・耐久性
  • オイル含浸はないが超音波洗浄は念のため避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット数千円〜数万円。

※ チャタム社、ジルソン社、ビロン社などのブランド合成が知られる。

概 要Summary

合成エメラルドは1935年米キャロル・チャタム氏の成功以降、複数の手法で生産されています。組成・・光学特性は天然と同一ですが、生成時の特徴的パターンで識別可能です。装飾用途には十分な品質を持ちます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1935年米国Carroll Chatham(チャタム)が世界初の合成エメラルドを実用化、1960年仏Pierre Gilson(ギルソン)が量産化に成功。1980年代以降ロシア(Tairus社、Sibiria社)が水熱法を実用化し、より天然に近いインクルージョンを再現可能になりました。米国・フランス・ロシア・中国が主要生産地。

歴 史

1848年仏鉱物学者ジャック・ジョセフ・エブルメンが小粒の合成エメラルド作製。1888年仏オットフォイユとペレが商業合成試行。1935年Chatham が初の宝石グレード商業合成『Chatham Created Emerald』を発表し、エメラルド合成市場の出発点となりました。

伝 承 ・ 石 言 葉

5月の誕生石(合成石)。石言葉は『幸運』『希望』『再生』。深い緑から『生命を紡ぐ石』と呼ばれ、新しい始まりと愛の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

合成エメラルドを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。