Iroishi Checker
No. 010 / 141

ダイヤモンド(天然)

NATURAL DIAMOND · だいやもんど
天 然無 色 系
基 本 情 報Properties
硬 度10
比 重3.52
屈 折 率2.417
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

無色透明。わずかに黄味・褐色を帯びるものも多い。ファンシーカラーは別格。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
青〜青白くするものが約30%。無反応も多い。
短 波
254 nm
弱い〜無反応が多い
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 小さな黒色結晶(カーボンインクルージョン)
  • フェザー状の亀裂
  • 針状・点状の包有物
  • 三角形の成長跡(トリゴン)
光 学 的 性 質Optical Traits
  • なし)
  • 高い2.417と強いによる閃光(ファイアー)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01なし+強い閃光+非常に硬い
  2. 02水滴を載せると球体を保つ(親油性)
  3. 03曇り息を吹きかけると一瞬でる(熱伝導性高)
  4. 04紙に映したときに鉛筆線が見えない(高による全反射)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 10でほぼ傷つかないが、衝撃で欠ける(あり)
  • 超音波洗浄OK(が多い石は注意)
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり10万〜数百万円(4C品質で大きく変動)。

※ GIA等の鑑定書付きが市場標準。近年はCVD/HPHT合成ダイヤが流通しており、外観区別は困難。

概 要Summary

ダイヤモンドは炭素の結晶で、自然界で最も硬い鉱物。モース10、2.417、0.044の高い光学性能により、他の追随を許さない閃光を放ちます。婚約指輪の定番として世界中で愛用されています。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

現在の主要産地はロシア(ヤクーチア)、ボツワナ、カナダ(ノースウエスト準州)、オーストラリア(アーガイル鉱山=2020年閉山)、コンゴ民主共和国、南アフリカ(キンバリー)など。歴史的にはインドのゴルコンダ産が最高峰とされ、コ・イ・ヌールやホープ・ダイヤモンドなど伝説的な石を産出。ピンクダイヤはアーガイル産、青ダイヤは南ア・カリナン鉱山が知られる。

歴 史

サンスクリット語『ヴァジュラ(雷霆)』に由来し、古代インドで紀元前4世紀には既に珍重されていました。1477年、マクシミリアン1世がブルゴーニュ公女マリーに贈ったのが婚約指輪としての初期記録。1947年のデビアスのキャンペーン『A Diamond is Forever』により、現代の婚約指輪文化が世界に広まりました。1955年に米GE社が初の人工合成に成功。

伝 承 ・ 石 言 葉

4月の誕生石。石言葉は『永遠の絆』『純潔』『不屈』。世界一硬い物質として『征服されざる者(ギリシャ語 adamas)』と呼ばれ、勇気と無敵の象徴。結婚60周年(ダイヤモンド婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ダイヤモンド(天然)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。