Iroishi Checker
No. 025 / 141

デマントイドガーネット

DEMANTOID GARNET · でまんといどがーねっと
天 然緑 系
基 本 情 報Properties
硬 度6.5-7
比 重3.84
屈 折 率1.880-1.888
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

黄緑〜深緑。クロムによる発色が最高級。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • ホーステイル(馬の尻尾)状(ロシア・ウラル産の証)
  • クロマイト結晶
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性(等軸晶系)
  • ダイヤモンドを上回る(虹色の火)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01ダイヤモンドを超える強い(虹色の輝き)
  2. 02ホーステイル状はウラル産の証
  3. 031.88と非常に高い
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 6.5〜7で日常使い可能
  • 超音波洗浄は基本OKだが多い石は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット5万円〜数十万円。ロシア産は最高値。

※ ガーネット中最高クラスの価値。1868年ロシア・ウラル山脈で発見。

概 要Summary

デマントイドはアンドラダイトガーネットの緑色変種で、語源はオランダ語『demant(ダイヤモンド)』。ダイヤモンドを上回る値0.057を持ち、強い虹色の輝き(ファイア)を放ちます。ロシア・ウラル産の『ホーステイル』は最高級の証として珍重されます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1868年ロシア・ウラル山脈ボブロフカ川流域で発見。ウラル産は『ホーステイル(馬の尾)』と呼ばれる繊維状クリソタイルが特徴で、産地証明となります。1990年代にナミビア(エリンディ鉱床)、2009年マダガスカル(アンバンジャ)、近年イラン(ケルマーン州)でも発見。ウラル産が依然最高評価。

歴 史

1880〜1910年代の帝政ロシアで『ロシアン・グリーンガーネット』として大流行し、宮廷ジュエラーのファベルジェがイースターエッグや装飾品に多用。ロシア革命後に鉱山が閉鎖され入手困難に。1990年代の鉱山再開と新産地発見で再び市場に登場。エメラルドを超える度(ファイア)が特徴で、希少性から高値で取引されます。

伝 承 ・ 石 言 葉

1月の誕生石(ガーネット全般)。石言葉は『真実の愛』『勝利』『信頼』。帝政ロシアの宮廷を彩った『緑の炎』として、品格と内なる輝きの象徴。希少性から愛好家垂涎の石。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

デマントイドガーネットを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。