基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 8-8.5 |
| 比 重 | 5.60-6.00 |
| 屈 折 率 | 2.150-2.180 |
| 結 晶 系 | 等軸晶系 |
色 の 範 囲Color Range
無色が基本。着色により各色も生産される。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
黄色〜ベージュに弱くするものが多い
短 波
254 nm
弱〜中程度
典 型 的 内 包 物Inclusions
- ほぼクリーン
- わずかに気泡が残ることがある
光 学 的 性 質Optical Traits
- (なし)
- 高による強い色閃光(ダイヤより色っぽい閃光)
識 別 の 要 点ID Points
- 015.6前後で、同サイズのダイヤ(3.52)より明らかに重い
- 02熱伝導率が低く、息を吹きかけると曇りが長く残る
- 03閃光の色が強すぎて『虹色』が目立つ(ダイヤより色っぽい)
- 04紙の上の線が見える場合がある(がダイヤより低い)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 8.5あり実用十分
- 経年で表面が曇ってくることがある
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
数百円〜数千円。
※ 1970年代から量産されたダイヤモンド代替石。現在も最も普及している模造ダイヤ。
概 要Summary
キュービックジルコニア(CZ)は酸化ジルコニウム(ZrO₂)を立方晶系に結晶化させた人工宝石。ダイヤモンドの模造石として1970年代から広く普及し、現在もファッションジュエリーの主役です。重さ・熱伝導の差でダイヤと区別できます。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
1976年ソ連科学アカデミー物理学院(モスクワ)で実用合成法(スカル・メルト法)が確立。ジルコニア(ZrO2)に酸化イットリウム等の安定化剤を加え、約2750℃で溶融→徐冷して立方晶を得ます。中国・ロシア・タイ・スイスが主要生産地。2.15〜2.18・0.058〜0.066でダイヤ(RI 2.42・0.044)を超える虹色のファイアを示します。
歴 史
1937年ドイツの鉱物学者シュテッターとフォン・シュトラケルバーガーが天然鉱物として極微量発見しましたが、宝石用途は実用合成が確立した1976年以降。1980年代ダイヤモンド代替として爆発的に普及し、世界の宝飾市場の構造を変革しました。商品名『シャトーン』『ジルコニア』として流通。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし(合成石)。石言葉は『輝き』『理想』『可能性』。ダイヤを超えるファイアから『無限の輝きの石』と呼ばれ、可能性と挑戦の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 1 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
キュービックジルコニアを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


