Iroishi Checker
No. 011 / 141

キュービックジルコニア

CUBIC ZIRCONIA · きゅーびっくじるこにあ
合 成無 色 系
基 本 情 報Properties
硬 度8-8.5
比 重5.60-6.00
屈 折 率2.150-2.180
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

無色が基本。着色により各色も生産される。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
黄色〜ベージュに弱くするものが多い
短 波
254 nm
弱〜中程度
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • ほぼクリーン
  • わずかに気泡が残ることがある
光 学 的 性 質Optical Traits
  • なし)
  • による強い色閃光(ダイヤより色っぽい閃光)
識 別 の 要 点ID Points
  1. 015.6前後で、同サイズのダイヤ(3.52)より明らかに重い
  2. 02熱伝導率が低く、息を吹きかけると曇りが長く残る
  3. 03閃光の色が強すぎて『虹色』が目立つ(ダイヤより色っぽい)
  4. 04紙の上の線が見える場合がある(がダイヤより低い)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 8.5あり実用十分
  • 経年で表面が曇ってくることがある
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

数百円〜数千円。

※ 1970年代から量産されたダイヤモンド代替石。現在も最も普及している模造ダイヤ。

概 要Summary

キュービックジルコニア(CZ)は酸化ジルコニウム(ZrO₂)を立方晶系に結晶化させた人工宝石。ダイヤモンドの模造石として1970年代から広く普及し、現在もファッションジュエリーの主役です。重さ・熱伝導の差でダイヤと区別できます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1976年ソ連科学アカデミー物理学院(モスクワ)で実用合成法(スカル・メルト法)が確立。ジルコニア(ZrO2)に酸化イットリウム等の安定化剤を加え、約2750℃で溶融→徐冷して立方晶を得ます。中国・ロシア・タイ・スイスが主要生産地。2.15〜2.18・0.058〜0.066でダイヤ(RI 2.42・0.044)を超える虹色のファイアを示します。

歴 史

1937年ドイツの鉱物学者シュテッターとフォン・シュトラケルバーガーが天然鉱物として極微量発見しましたが、宝石用途は実用合成が確立した1976年以降。1980年代ダイヤモンド代替として爆発的に普及し、世界の宝飾市場の構造を変革しました。商品名『シャトーン』『ジルコニア』として流通。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし(合成石)。石言葉は『輝き』『理想』『可能性』。ダイヤを超えるファイアから『無限の輝きの石』と呼ばれ、可能性と挑戦の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 1 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

キュービックジルコニアを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。