Iroishi Checker
No. 083 / 141

カラーチェンジガーネット

COLOR CHANGE GARNET · からーちぇんじがーねっと
天 然色 変 化
基 本 情 報Properties
硬 度7-7.5
比 重3.80-4.20
屈 折 率1.740-1.770
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

灯で青緑〜青、白熱灯で紫赤〜赤紫。変色はあいまいな個体が多い。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 針状結晶(ルチル等)
  • 微細な結晶包有物
  • クリーンな個体も多い
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 変色性(青緑→赤紫)
  • バナジウムまたはクロム着色
  • 等軸晶系のためなし
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01UV反応なしが特徴
  2. 027-7.5(アレキより柔らかい)
  3. 03等軸晶のためなし
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 7-7.5で普段使いに耐える
  • 超音波洗浄は基本可だが多い場合は避ける
  • 急激な温度変化は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット数万〜30万円。鮮明変色は希少。

※ マダガスカル(ベキリ地区)、タンザニア産が代表。パイロープ-スペサルタイト系またはグロシュラー混合組成。合成は市場に存在しない。

概 要Summary

カラーチェンジガーネットはパイロープ-スペサルタイト系またはグロシュラーを含む混合ガーネットで、バナジウムまたはクロム着色により変色効果を示します。マダガスカル・ベキリ地区とタンザニアが代表産地。合成はほぼ存在せず、外観上の特徴(UV無反応・等軸晶系)で比較的識別しやすい石です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ケニア(ツァボ国立公園周辺)、タンザニア(ウンバ渓谷)、マダガスカル(ベキリー、イラカカ)、スリランカが主要産地。マダガスカル・ベキリー産は1990年代後半発見で青〜紫赤の劇的変化を示し最高評価。パイロープ+スペサルティン系列の固溶体ガーネットで、バナジウム+クロム含有による発色。

歴 史

1970年代にケニア・タンザニア産が市場に登場し『カラーチェンジ・ガーネット』として独立カテゴリ化。1998年マダガスカル・ベキリー産の発見で品質基準が一段上がり、1ct数十万円〜の高値帯が形成されました。GIA Gems & Gemology 2003年に詳細特集が掲載されています。

伝 承 ・ 石 言 葉

1月の誕生石。石言葉は『変革』『神秘』『内なる炎』。光で色を変える姿から『魔法の石』と呼ばれ、創造性と適応力の象徴。結婚2周年(ガーネット婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

カラーチェンジガーネットを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。