Iroishi Checker
No. 084 / 141

合成カラーチェンジコランダム(アレキ代用品)

SYNTHETIC COLOR CHANGE CORUNDUM (ALEXANDRITE IMITATION) · ごうせいからーちぇんじこらんだむ
合 成色 変 化
基 本 情 報Properties
硬 度9
比 重4.00
屈 折 率1.762-1.770
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

灯で青緑、白熱灯で紫赤。アレキ風の変色を模倣。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜弱い
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 曲線縞(決定的)
  • 状の流れ模様
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 変色性(弱〜中程度)
  • あり
  • 過度にクリーン
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01曲線縞・気泡が決定的
  2. 021.762-1.770(アレキの1.741-1.760とは異なる)
  3. 034.00(アレキは3.68-3.78)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 9で扱いは天然と同じ
  • 一般的な洗浄は問題なし
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット数百〜数千円。

※ ベルヌーイ法で大量生産される低価格アレキ代用品。ジュエリー量販店やオンラインで『アレキサンドライト』名で販売されるほとんどがこれ。天然アレキの価格の1/100以下。

概 要Summary

合成カラーチェンジコランダムは1910年代の開発以来、最も安価なアレキサンドライト代用品として大量生産されてきた合成石です。鉱物学的には合成カラーチェンジサファイアと同じですが、市場では『アレキサンドライト』と表示されて販売されるケースが多く、消費者トラブルの原因になっています。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

によるバナジウム添加合成コランダム。色変化を示す素材として20世紀前半から流通し、商品名『シンセティック・アレキサンドライト』『シンセティック・カラーチェンジ・サファイア』として混在します。スイス・タイ・ロシア・中国が主要生産地。

歴 史

1909年Verneuil の色変化コランダム合成法発表以降、欧州ジュエリー市場で流通開始。アレキサンドライトの代替として手頃に色変化を楽しめる素材として、20世紀のコスチュームジュエリーで広く採用されました。

伝 承 ・ 石 言 葉

9月の誕生石(合成石)。石言葉は『変容』『直感』『多面性』。光で色を変える姿から『移ろいの石』と呼ばれ、適応力と内省の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

合成カラーチェンジコランダム(アレキ代用品)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。