Iroishi Checker
No. 038 / 141

シトリン

CITRINE · しとりん
天 然黄 · 橙 系
基 本 情 報Properties
硬 度7
比 重2.65
屈 折 率1.544-1.553
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

淡黄〜ゴールデンイエロー〜オレンジブラウン。鉄による発色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応(鉄含有のため)
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • の色帯(Tiger stripe)
  • 流体包有物
  • ブラジル双晶
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01虎縞状色帯が典型的
  2. 02UV無反応が識別点
  3. 037で傷に強め
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 7で日常使い向き
  • 長時間の日光で退色することがある
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数千円〜数万円。

※ ブラジル・ウルグアイ産が代表。市場流通の多くは加熱アメジストを黄変させたもの。11月の誕生石。

概 要Summary

シトリンはクォーツ(水晶)の黄色バラエティで、鉄による発色。市場流通の多くはアメジストを加熱して黄変させたものです。の色帯(Tiger stripe)が天然シトリンの特徴です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ブラジル(リオ・グランデ・ド・スル州)が最大の供給源で、流通する大半は紫水晶をした『加熱シトリン』。天然のシトリンはマダガスカル、ボリビア(アナイ鉱山)、ロシア(ウラル)、スコットランド(ケアンゴーム)で産出されますが極めて希少。ボリビアのアナイ鉱山ではアメトリン(アメシスト+シトリン)も産出します。

歴 史

古代ギリシャ・ローマで装飾品として用いられ、ヘレニズム期(紀元前300〜150年)にはカメオ・装飾石に多用。1556年スイスの錬金術師アグリコラが『citrus(レモン)』に由来する『citrine』の名を文献に記録。アール・デコ期(1920〜30年代)に大流行し、ブラジル鉱床の発見で大量供給が可能に。現代では手頃な価格の黄色宝石として定番。

伝 承 ・ 石 言 葉

11月の誕生石(トパーズと並ぶ)。石言葉は『希望』『友愛』『勇気』。太陽の輝きを宿す『商売繁盛の石(マーチャント・ストーン)』として、富と成功を呼ぶお守り。結婚13周年の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

シトリンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。