基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 5.5-6 |
| 比 重 | 3.22-3.38 |
| 屈 折 率 | 1.667-1.701 |
| 結 晶 系 | 単斜晶系 |
色 の 範 囲Color Range
明るい草緑〜濃い深緑
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
通常は無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 液体インクルージョン
光 学 的 性 質Optical Traits
- 二軸正
- 中程度の
- 0.024-0.031
識 別 の 要 点ID Points
- 01エメラルド並みの鮮緑色
- 02中程度の
- 035.5-6で比較的柔らかい
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 超音波洗浄は避ける
- 衝撃でに沿って割れる
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
ルース数千円〜数万円(1ct)。
※ ロシア・シベリア(インゲリ川流域)主要産地。2ct超は希少。
概 要Summary
クロムダイオプサイド(CaMgSi₂O₆にクロム含有)はエメラルドに匹敵する美しい緑色を持つ準宝石です。ロシア・シベリアのインゲリ川流域が主要産地で、冬季のみ採掘可能という過酷な条件のため供給量は限定的。大きな石(2ct以上)は稀少で、クリスマス商戦で人気が急上昇します。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ロシア(東シベリア・ヤクート自治共和国インヤグリ川、サハ共和国)が世界最大の産地で、エメラルドに次ぐ深緑を産出。パキスタン、ミャンマー、フィンランド、米国ニューヨーク州、マダガスカル、南アフリカも産出。クロム含有による発色で、ロシア産は『シベリアン・エメラルド』とも呼ばれますが、エメラルドとは別鉱物(パイロクシン族)です。
歴 史
1988年ロシア・インヤグリ川流域で大規模発見され、ソ連崩壊後の1990年代以降世界市場に流入。エメラルドの代替として手頃な価格帯で人気を博し、2000年代以降『シベリアン・エメラルド』として欧米ジュエリー市場に定着しました。現在もロシア産が市場の99%以上を占めます。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし。石言葉は『成長』『生命力』『癒し』。深緑から『シベリアの森の石』と呼ばれ、自然の生命力と再生の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
クロムダイオプサイドを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


