基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 5-6 |
| 比 重 | 2.54-2.58 |
| 屈 折 率 | 1.550-1.559 |
| 結 晶 系 | 単斜晶系 |
色 の 範 囲Color Range
薄紫〜濃い紫
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
通常は無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- エジリン(黒)
- ティナキサイト(黄金色)
- 石英(白)
光 学 的 性 質Optical Traits
- 不透明
- シャトヤンシー(繊維状光沢)
識 別 の 要 点ID Points
- 01白・黒・紫が流れるような繊維状縞模様
- 02ロシア・チャロ川産地限定
- 03角度でシルク光沢
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 超音波洗浄は避ける
- 5-6で傷つきやすい
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
ルース数千円〜数万円。高品質品は数十万円。
※ 1978年公認。ロシア・シベリア、サハ共和国チャロ川流域でのみ産出。
概 要Summary
チャロアイト(K(Ca,Na)₂Si₄O₁₀(OH,F)·H₂O)はロシア・シベリアのチャロ川流域でのみ産出する希少石で、1978年に新鉱物として公認されました。独特の繊維状の流れる縞模様(白・黒・紫)は他の石にはない特徴で、名前の由来も産地とロシア語の『魅了する(чаруй)』の両方からとされます。ジュエリー・彫刻・パワーストーンに使用されます。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ロシア・サハ共和国(ヤクート自治共和国)チャロ川流域ムルン山地が世界唯一の産地で、深い藤紫〜ラベンダーに白・黒・緑の脈が走る独特の塊状鉱物。1949年ソ連の地質学者V.G.ジトコフが発見、1978年正式記載。チャロ川にちなみ命名されました。極めて限定的な産地のため、現在も希少性を保っています。
歴 史
1949年発見、1978年Yu.G.ロガチョフ+V.P.ロガチョワ夫妻によって正式記載。ソ連時代の限定流通を経て、1980年代以降の冷戦終結とともに世界市場へ流入。タンザナイトと並ぶ『一世代の宝石』として知られ、ロシア政府は2018年以降、海外輸出を制限しているとの報告もあります。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし。石言葉は『変容』『恐れの克服』『精神的覚醒』。シベリアの神秘から生まれた紫として、内面の変革と勇気の象徴。
OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
チャロアイトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

