Iroishi Checker
No. 074 / 141

ボルダーオパール

BOULDER OPAL · ぼるだーおぱーる
天 然オ パ ー ル
基 本 情 報Properties
硬 度5.5-6
比 重2.50-3.20
屈 折 率1.37-1.47
結 晶 系非晶質(含水シリカ)+鉄鉱石母岩
色 の 範 囲Color Range

鉄鉱石の褐色母岩の中に虹色の脈。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 母岩と一体化した
  • 鉄鉱石の茶褐色層
光 学 的 性 質Optical Traits
  • プレイ・オブ・カラー
  • 母岩の影響で強いコントラスト
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01鉄鉱石母岩が裏面・側面に残る
  2. 02は脈状
  3. 03オーストラリア・クイーンズランド産のみ
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 母岩付きで割れに強い面もある
  • 含水鉱物のため乾燥・熱には注意
  • 超音波洗浄は禁忌
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数千円〜数十万円。

※ オーストラリア・クイーンズランド州のみの産地。10月の誕生石。母岩付きのまま研磨されるためフリーフォームカットが多い。

概 要Summary

ボルダーオパールは鉄鉱石(アイアンストーン)の母岩の中にオパールが脈状に入り込んだ産状を持ち、母岩と一体のまま研磨されるのが特徴です。オーストラリア・クイーンズランドのみの産地で、個性的な形状とコントラストが人気です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

オーストラリア・クイーンズランド州内陸部(クイルピー、ヤワー、コロイト等)が世界唯一の主要産地。鉄分を含む鉄質砂岩(アイアンストーン)の母岩に天然の薄いオパール層が貫入した形で産出し、母岩を残してカット・研磨することで自然な背景を活かした独特のジュエリーとなります。形状不定の一点物が多くアーティスティックな評価が高い宝石です。

歴 史

19世紀末クイーンズランド州西部で発見され、20世紀以降クイルピーを中心に商業採掘が確立。豪州オパールの中でも個性派として独自の地位を築き、1990年代以降のアートジュエリー市場で再評価されました。

伝 承 ・ 石 言 葉

10月の誕生石。石言葉は『個性』『独創』『大地の絆』。鉄岩に抱かれた虹色から『大地が育てた石』と呼ばれ、根を張り花咲く意志の象徴。結婚14周年(オパール婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ボルダーオパールを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。