Iroishi Checker
No. 007 / 141

合成ブルースピネル

SYNTHETIC BLUE SPINEL · ごうせいぶるーすぴねる
合 成青 系
基 本 情 報Properties
硬 度8
比 重3.60
屈 折 率1.725
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

濃い青〜鮮やかなロイヤルブルー寄りの青。コバルト着色で鮮やか。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
強く赤〜黄緑に(コバルト着色のため)
短 波
254 nm
中〜強程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 曲線状の成長縞
  • ほぼクリーンな場合も多い
光 学 的 性 質Optical Traits
  • なし)
  • なし
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01UVで赤〜黄緑に強くすれば合成ブルースピネルの疑い大
  2. 02なし・クリーンで強なら合成スピネル
  3. 03昭和〜平成のアンティークジュエリーに多用されてきた
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 8で実用には十分
  • 合成石であっても偽物ではない。価値を理解して扱う
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

数百円〜数千円程度。装飾用。

※ ベルヌーイ法で1908年から工業生産。アンティークジュエリーで『ブルーサファイア』として流通していたケースが多い。

概 要Summary

合成ブルースピネルはで大量生産される合成宝石。コバルトによる鮮やかな青と、UVでの強い赤〜黄緑が最大の識別点です。20世紀前半から中盤のジュエリーで広く使われました。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1908年による合成スピネル製造法が確立、1925年フランス・Verneuil 工房がブルー域を実用化。コバルト添加による鮮やかなロイヤルブルーが特徴で、本物のブルースピネル(鉄またはコバルト含有天然)とは分光特性で区別可能です。スイス・タイ・ロシア・ドイツ・中国が主要生産地。

歴 史

20世紀前半のアール・デコ期にアクアマリン・ブルージルコン・ブルートパーズの代替として大量流通。第二次大戦後のコスチュームジュエリー(特に米国コロ、トリファリ等のブランド)で標準素材となりました。現代でも誕生石ジュエリーや量産ファッションリングの主力素材です。

伝 承 ・ 石 言 葉

8月の誕生石(合成石)。石言葉は『冷静』『誠実』『直感』。澄んだ青から『真理を紡ぐ石』と呼ばれ、明晰な判断力と誠実さの象徴。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

合成ブルースピネルを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。