基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 8 |
| 比 重 | 3.60 |
| 屈 折 率 | 1.725 |
| 結 晶 系 | 等軸晶系 |
色 の 範 囲Color Range
濃い青〜鮮やかなロイヤルブルー寄りの青。コバルト着色で鮮やか。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
強く赤〜黄緑に(コバルト着色のため)
短 波
254 nm
中〜強程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 曲線状の成長縞
- ほぼクリーンな場合も多い
光 学 的 性 質Optical Traits
- (なし)
- なし
識 別 の 要 点ID Points
- 01UVで赤〜黄緑に強くすれば合成ブルースピネルの疑い大
- 02なし・クリーンで強なら合成スピネル
- 03昭和〜平成のアンティークジュエリーに多用されてきた
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 8で実用には十分
- 合成石であっても偽物ではない。価値を理解して扱う
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
数百円〜数千円程度。装飾用。
※ ベルヌーイ法で1908年から工業生産。アンティークジュエリーで『ブルーサファイア』として流通していたケースが多い。
概 要Summary
合成ブルースピネルはで大量生産される合成宝石。コバルトによる鮮やかな青と、UVでの強い赤〜黄緑が最大の識別点です。20世紀前半から中盤のジュエリーで広く使われました。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
1908年による合成スピネル製造法が確立、1925年フランス・Verneuil 工房がブルー域を実用化。コバルト添加による鮮やかなロイヤルブルーが特徴で、本物のブルースピネル(鉄またはコバルト含有天然)とは分光特性で区別可能です。スイス・タイ・ロシア・ドイツ・中国が主要生産地。
歴 史
20世紀前半のアール・デコ期にアクアマリン・ブルージルコン・ブルートパーズの代替として大量流通。第二次大戦後のコスチュームジュエリー(特に米国コロ、トリファリ等のブランド)で標準素材となりました。現代でも誕生石ジュエリーや量産ファッションリングの主力素材です。
伝 承 ・ 石 言 葉
8月の誕生石(合成石)。石言葉は『冷静』『誠実』『直感』。澄んだ青から『真理を紡ぐ石』と呼ばれ、明晰な判断力と誠実さの象徴。
OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
合成ブルースピネルを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

