Iroishi Checker
No. 006 / 141

ブルーサファイア(天然)

NATURAL BLUE SAPPHIRE · ぶるーさふぁいあ
天 然青 系
基 本 情 報Properties
硬 度9
比 重4.00
屈 折 率1.762-1.770
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

淡い青から深い青、紫がかった青まで。最高品質は『コーンフラワーブルー』『ロイヤルブルー』。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜弱い白っぽい
短 波
254 nm
反応なし〜ごくわずか
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 絹糸状の
  • 指紋状の液体封入物
  • (六角形の色の帯)
  • 結晶インクルージョン
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり(弱)
  • 二色性:濃い青と緑みがかった青
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01自然な絹糸・指紋状があれば天然の可能性大
  2. 02六角形の色帯()は天然に多い
  3. 03曲線縞が見えれば合成の疑い
  4. 04ブラックライトでほぼ反応しなければ天然ブルーサファイアの可能性
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 9で非常に硬い
  • 石は熱に注意
  • 超音波洗浄は基本OKだが処理内容による
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり数万〜数百万円。カシミール・ミャンマー産は別格の高値。

※ 加熱処理が一般的。無処理のカシミール産・ミャンマー産は最高値。スリランカ・マダガスカル産も人気。

概 要Summary

ブルーサファイアはコランダム(鋼玉)の青色バラエティで、ルビーと同じ鉱物種。鉄とチタンによる発色で、産地により微妙に色調が異なります。カシミール・ミャンマー・スリランカ・マダガスカル・オーストラリアなどが主産地です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

最高峰はカシミール産(19世紀末〜20世紀初頭の限定産出、ベルベットのような青)。次いでミャンマー(モゴック)産の濃い純青『ロイヤルブルー』、スリランカ(セイロン)産の明るい『コーンフラワーブルー』が三大産地。マダガスカル(イラカカ)は1990年代以降の主要供給源。タイ・カンボジア(パイリン)、オーストラリア、米国モンタナも産出。

歴 史

古代ペルシャでは『大地は巨大なサファイアの上に乗り、その反射が空の青を作る』と信じられていました。中世ヨーロッパでは聖職者の指輪に用いられ、英国王室戴冠用宝玉にも使用。1981年チャールズ皇太子がダイアナ妃に贈った12ctのセイロン・サファイアの婚約指輪は、現在キャサリン妃に受け継がれた象徴的な一石。

伝 承 ・ 石 言 葉

9月の誕生石。石言葉は『誠実』『慈愛』『真実』。古代から聖職者・王族の石として『天空の石』と呼ばれ、邪悪を退け真実を見抜く力があるとされました。結婚45周年(サファイア婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ブルーサファイア(天然)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。