Iroishi Checker
No. 099 / 141

ブルーフローライト

BLUE FLUORITE · ぶるーふろーらいと
天 然青 系
基 本 情 報Properties
硬 度4
比 重3.18
屈 折 率1.434
結 晶 系等軸晶系
色 の 範 囲Color Range

非常に薄い空色〜深い青、しばしば色ゾーンあり。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
強い青〜紫(名前の由来)
短 波
254 nm
強い
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • による割れ面
  • 色の縞・ゾーニング
  • 他の結晶片
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 完璧な八面体(4方向)
  • 率1.43で低い
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01面が明瞭に見える(四方向)
  2. 024でナイフ・ガラスより柔らかい
  3. 03UV下で強く(『』の語源)
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 4・完全のため衝撃厳禁
  • コレクション用途が中心
  • 超音波洗浄・蒸気洗浄NG
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

数百円〜数千円。大粒カボション・ビーズで流通。

※ 『レインボーフローライト』として紫・緑・黄の多色バンディングも人気。中国・メキシコ・イギリス・米国産。

概 要Summary

フローライト(CaF₂)は『』という言葉の語源となった鉱物。UV下で強くする性質が1852年に研究され、現象自体が石の名前から取って『fluorescence』と命名されました。が低く宝飾用途には不向きですが、レインボーフローライトやヨークシャーの『ブルージョン』は装飾石として人気があります。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

英国(ダービーシャー州キャッスルトン、カンブリア州)、中国(湖南省)、ナミビア(オカルシュ)、米国イリノイ州、メキシコが主要産地。英ダービーシャー産は黄+紫+青の縞模様『ブルージョン(Blue John)』として古来希少で、世界で唯一のブルージョン洞窟は今も限定採掘されます。中国湖南省産は2010年代以降の鮮やかな青の主要供給源。

歴 史

古代ローマ時代からキャッスルトン産ブルージョンが装飾石として愛用され、ポンペイ遺跡から壺の破片が出土した記録があります。18世紀英国ジョージ朝でブルージョン製の壺・燭台が貴族邸宅の必須調度品となり『ブルージョンの間』を備える邸宅も。1810年マシュー・ボールトンがバーミンガムで大量加工。

伝 承 ・ 石 言 葉

誕生石指定なし。石言葉は『冷静』『集中』『叡智』。性(語源 fluorescence の由来鉱物)と相まって『学びの石』と呼ばれ、知性と精神統一の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ブルーフローライトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。