Iroishi Checker
No. 062 / 141

ブラックジルコン

BLACK ZIRCON · ぶらっくじるこん
天 然黒 · 灰 系
基 本 情 報Properties
硬 度6-7.5
比 重4.60-4.80
屈 折 率1.810-2.024
結 晶 系正方晶系(メタミクト化でアモルファス化する場合あり)
色 の 範 囲Color Range

濃い黒褐色〜漆黒。放射性元素による色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
弱い黄
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • ジルコンハロー
  • メタミクト化による内部濁り
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 非常に強い
  • 強い
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01が決定的
  2. 024.6以上と非常に重い
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • があり角が欠けやすい
  • 微弱な放射性を持つ個体もあり
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり数千円〜数万円。

※ カンボジア・タイ産が代表。メタミクト化(放射線による結晶格子の破壊)が進むとグリーンがかる。

概 要Summary

ブラックジルコンはジルコンの黒色バラエティで、含有する放射性元素(ウラン・トリウム)によって結晶構造が徐々に壊れる『メタミクト化』という現象を示します。強いが識別の決め手です。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

オーストラリア(ニューサウスウェールズ州)、米国コロラド州、タンザニア、マダガスカル、ロシアが産出。鉄やウランなどの微量元素による不透明〜半透明の黒色ジルコン。放射性元素を含むメタミクト化したジルコン(結晶構造が崩壊し光学的に黒化)も含まれ、低RI・低SGを示す『ロー・ジルコン』として鉱物学的に区別されます。

歴 史

ジルコン中の放射性ウラン・トリウムによるメタミクト化現象は、19世紀末にスウェーデンの鉱物学者W.C.ブレッガーが研究を体系化。地質学的年代測定(U-Pb法)にジルコンが用いられる根拠であり、地球最古の鉱物(西豪州ジャック・ヒルズ産44億年)も黒系ジルコンです。

伝 承 ・ 石 言 葉

12月の誕生石。石言葉は『守護』『悠久』『不変』。漆黒の輝きから『時を超える石』と呼ばれ、悠久の時間と不変の意志の象徴。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ブラックジルコンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。