Iroishi Checker
No. 060 / 141

ブラックトルマリン(ショール)

BLACK TOURMALINE (SCHORL) · ぶらっくとるまりん
天 然黒 · 灰 系
基 本 情 報Properties
硬 度7-7.5
比 重3.18-3.22
屈 折 率1.625-1.655
結 晶 系六方晶系(三方晶系)
色 の 範 囲Color Range

漆黒〜濃紺黒。鉄による発色。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
無反応
短 波
254 nm
無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 柱面の強い縦条線(ストライエーション)
  • 気液包有物
光 学 的 性 質Optical Traits
  • 性あり
  • ピエゾ・パイロエレクトリック効果
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01縦方向の条線が決定的
  2. 02柱状結晶の断面は丸みを帯びた三角形
  3. 03摩擦・加熱で帯電する
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 7〜7.5で日常使い向き
  • 急激な温度変化に注意
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1ピース数百円〜数万円。

※ ブラジル・パキスタン・アメリカ産が代表。トルマリン族で最も産出量が多い。

概 要Summary

ショール(ブラックトルマリン)はトルマリン族の中で最も普通に産出する種で、鉄を主成分とする黒色変種です。柱状結晶の縦条線が特徴で、圧電効果・焦電効果を持つため摩擦でほこりを集める性質があります。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

ブラジル(ミナス・ジェライス州)、米国(カリフォルニア州、メイン州)、ナミビア、パキスタン、アフガニスタン、マダガスカル、スリランカ、中国が世界中に広く分布する産地。鉄を主成分とするトルマリン端成分で、鉱物名『ショール(schorl)』。トルマリン全種の中で最も普遍的に産出する種類で、結晶も柱状に長く伸びた美麗な標本が多く見られます。

歴 史

16世紀のドイツ・ザクセン地方の鉱山で『schorl』と呼ばれていた記録があり、産出地名(村名)に由来。トルマリン全色変種の中で最も古くから知られ、19世紀以降の鉱物学発展で端成分として体系化されました。20世紀後半以降パワーストーン市場で『邪気祓い』の象徴として急速に普及しています。

伝 承 ・ 石 言 葉

10月の誕生石(トルマリン共通)。石言葉は『守護』『浄化』『静寂』。漆黒の輝きから『邪を祓う石』と呼ばれ、心身の防御とエネルギーリセットの象徴。結婚8周年(トルマリン婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ブラックトルマリン(ショール)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。