Iroishi Checker
No. 071 / 141

ブラックオパール

BLACK OPAL · ぶらっくおぱーる
天 然オ パ ー ル
基 本 情 報Properties
硬 度5.5-6
比 重1.98-2.20
屈 折 率1.37-1.47
結 晶 系非晶質(含水シリカ)
色 の 範 囲Color Range

黒〜濃グレーの地色に虹色の

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応または弱い
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • シリカ球の整列(の原因)
  • 母岩の痕跡
光 学 的 性 質Optical Traits
  • プレイ・オブ・カラー(効果)
  • 黒地色の上に虹色が映える
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01黒〜濃グレーの地色
  2. 02方向を変えてもが出る
  3. 03オーストラリア・ライトニングリッジ産が代表
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • 含水鉱物で乾燥・急激な温度変化に弱い
  • 超音波・蒸気洗浄は禁忌
  • 密閉保管は避け、湿度のある環境で保管
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラットあたり数万円〜数百万円。

※ オーストラリア・ライトニングリッジ産が世界最高級。10月の誕生石。

概 要Summary

ブラックオパールは黒い地色の上に鮮やかなを示すオパールの最高峰で、オーストラリア・ライトニングリッジが世界唯一のメジャー産地です。10月の誕生石として知られ、高品質品は1カラット100万円超えも珍しくありません。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ライトニング・リッジが世界唯一に近い主要産地で、地球上の希少宝石のひとつ。エチオピア(ウェロ州)からも近年ブラック系オパールが少量産出しますが、結晶構造の違いから市場では区別されます。ライトニング・リッジ産は1903年発見以降、現代に至るまで産出量が逓減し続けており、最高品質の1ctあたり100万円超も珍しくありません。

歴 史

1903年オーストラリアのライトニング・リッジで羊飼いチャーリー・ナトリーが発見。それまで欧州市場で主流だったハンガリー産オパールを駆逐し、20世紀のオパール市場を一変させました。1928年豪政府が国石認定。エリザベス女王に贈られた『アンドアモーカ・オパール』203ctは英王室コレクションの目玉。

伝 承 ・ 石 言 葉

10月の誕生石。石言葉は『希望』『純真』『幸運』。漆黒の地に虹を秘めた姿から『宇宙の石』と呼ばれ、内なる輝きと創造性の象徴。結婚14周年(オパール婚式)の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

ブラックオパールを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。