基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 7 |
| 比 重 | 2.65 |
| 屈 折 率 | 1.544-1.553 |
| 結 晶 系 | 六方晶系(多結晶) |
色 の 範 囲Color Range
明緑〜深緑。フクサイト雲母・ヘマタイトの含有で色変化。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
ほぼ無反応
短 波
254 nm
ほぼ無反応
典 型 的 内 包 物Inclusions
- フクサイト雲母(緑のキラキラ)
- ヘマタイト粒子(赤茶のキラキラ)
光 学 的 性 質Optical Traits
- アベンチュレッセンス(雲母の反射光)
- 半透明〜不透明
識 別 の 要 点ID Points
- 01内部にキラキラ光る雲母片が見える
- 02全体に均一な緑色
- 03翡翠と紛らわしいため『インドヒスイ』とも呼ばれた
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 7で日常使い可能
- 超音波洗浄OK
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1ピース数百円〜数千円。
※ インド・ブラジル・ロシア産が代表。装飾品・ビーズに広く使われる。
概 要Summary
アベンチュリンはクォーツの多結晶集合体に微細な鉱物片(フクサイト雲母など)が含まれた石で、独特のキラキラとした輝き(アベンチュレッセンス)を見せます。緑色が代表的ですが、青・赤茶など多色あります。古くは『インドヒスイ』として翡翠の代替石とされました。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
インド(ジャールカンド州、マディヤ・プラデーシュ州)が世界最大の産地で、淡ミントグリーンが標準。ブラジル(ミナス・ジェライス)、ロシア(ウラル)、タンザニア、オーストリアが産出。フックサイト(クロム白雲母)の包有による緑色+アベンチュレッセンス(細片状反射)が特徴。橙系『ピーチアベンチュリン』はヘマタイト含有、青系は青色閃石含有。
歴 史
16世紀イタリア・ヴェネツィアのガラス職人が偶然発見した『アベンチュリン・ガラス』(銅片を散りばめた人工ガラス)に外見が似ていることから命名されました。語源はイタリア語『a ventura(偶然に)』。インド産は『インディアン・ジェイド』として翡翠の代替として19世紀以降流通しています。
伝 承 ・ 石 言 葉
8月の誕生石(補助)。石言葉は『繁栄』『機会』『癒し』。柔らかな緑から『機会を呼ぶ石』と呼ばれ、新しいチャンスと癒しの象徴。
OBSERVATION TOOLS · 2 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
アベンチュリンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

