基 本 情 報Properties
| 硬 度 | 7.5-8 |
| 比 重 | 2.72 |
| 屈 折 率 | 1.577-1.583 |
| 結 晶 系 | 六方晶系 |
色 の 範 囲Color Range
淡い水色〜青緑。サンタマリア色と呼ばれる純青が最高級。
紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
反応なし〜ごくわずか
短 波
254 nm
反応なし
典 型 的 内 包 物Inclusions
- 中空の管状インクルージョン(細長い平行線)
- 雪片状・指紋状包有物
- 雨降り状のインクルージョン
光 学 的 性 質Optical Traits
- あり(弱〜中)
- :青と無色(二色性明瞭)
識 別 の 要 点ID Points
- 01UV反応なし+薄い水色+インクルージョンでほぼ特定
- 022.72と軽く、手に取るとトパーズ・サファイアより軽い
- 03が低く光沢も控えめ
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
- 7.5-8で実用に十分
- 超音波洗浄は基本OKだがクラックが多い石は避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE
1カラットあたり数千円〜10万円超。色が濃く大きいものほど高値。
※ 多くは加熱処理で青みを強めている。ブラジル・マダガスカル・ナイジェリアなどが主産地。
概 要Summary
アクアマリンはベリル(緑柱石)の水色変種で、エメラルドと同じ鉱物種。微量の鉄による発色で、加熱により黄色みを取り除いて青を強めることが一般的です。3月の誕生石としても知られます。
由 来 と 歴 史Origin & History
主 な 産 地
ブラジル(ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州)が最大の産地で、特にサンタ・マリア鉱山産の濃い青『サンタマリア・カラー』が最高峰。モザンビーク産は『サンタマリア・アフリカーナ』として近年高評価。マダガスカル、ナイジェリア、パキスタン、アフガニスタン、ロシア(シベリア)、ザンビア、米国コロラド州も産出。
歴 史
ラテン語の『aqua marina(海の水)』に由来し、古代ローマ時代から船乗りの守護石。ローマ皇帝ネロが視力矯正に用いた最古のガラス『眼鏡』もアクアマリンを薄く削ったものとされます。1936年ブラジルからエレノア・ルーズベルト米大統領夫人に贈られた1298ctの大型結晶(世界最大級)はスミソニアン博物館所蔵。
伝 承 ・ 石 言 葉
3月の誕生石。石言葉は『沈着』『勇敢』『聡明』。航海・旅の安全、夫婦の幸福、出産の御守りとして古来から愛され、結婚19周年の記念石。海の女神たちの宝として知られています。
OBSERVATION TOOLS · 3 ITEMS
こ の 石 を 確 か め る 道 具
アクアマリンを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
References
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。

