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アンデシン・ラブラドライト
| 硬 度 | 6-6.5 |
| 比 重 | 2.67-2.72 |
| 屈 折 率 | 1.543-1.552 |
| 結 晶 系 | 三斜晶系(長石族) |
灯下でやや緑がかった赤〜ピンク、白熱灯下で鮮やかな赤〜チェリーレッド。銅コロイドによる発色。
- ラメラ構造(双晶縞模様)
- 銅微粒子(効果の原因)
- 面沿いの微細なクラック
- 低(1.54前後)
- 弱い
- 産地によっては(アベンチュレッセンス)を示す
- 01低(1.54)がルビー・ガーネット(1.7超)と決定的に違う
- 026前後で爪先のナイフで傷がつくほど柔らかい
- 03ラメラ構造が偏光で観察できれば確定的
- 6で傷つきやすい
- 面沿いで割れやすく超音波洗浄禁忌
- 銅拡散処理品は加熱で色抜けの恐れあり
1カラット5千〜5万円。処理の有無で大きく変動。
※ 2000年代にチベット産として高値で流通したが、大半がコンゴ産ラブラドライトへの銅拡散処理品だったことが判明。未処理の天然銅着色アンデシンは極めて希少で、現在も産地論争が続く。
アンデシン・ラブラドライト(NaAlSi₃O₈–CaAl₂Si₂O₈)は長石族のカラーチェンジ変種で、銅コロイドによる赤〜ピンクの発色と灯下での緑味変化が特徴です。2003年頃からチベット産と称して市場に登場しましたが、多くはコンゴ産ラブラドライトに銅を拡散処理したものと後に判明し、業界を揺るがしました。真の未処理天然産出は極めて稀で、1.54・6という他のカラーチェンジ石と全く異なる物性で識別できます。
主 な 産 地
コンゴ民主共和国・チベット高原・モンゴルが報告産地ですが、市場流通の多くは銅拡散処理されたラブラドライトであることがGIA等の研究で判明しています。2003年中国市場に登場した『チベット産アンデシン』は赤・緑のチェンジカラーで一時人気でしたが、産地と処理を巡る論争が続き、現在はGIAレポートで『拡散処理済ラブラドライト』として記載されることが一般的です。
歴 史
2003年頃に中国経由で『天然レッド・アンデシン』として流通開始。2008年GIAおよびAGTAの調査で銅拡散処理品が市場に多数混入していることが判明し、業界に処理開示問題を提起しました。現在も処理開示が必須の宝石として鑑別書での確認が推奨されます。
伝 承 ・ 石 言 葉
誕生石指定なし。石言葉は『変容』『多面性』『調和』。光で色を変える姿から『移ろいの石』と呼ばれ、変化を恐れず受け入れる柔軟さの象徴。
こ の 石 を 確 か め る 道 具
アンデシン・ラブラドライトを観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。



