Iroishi Checker
No. 078 / 141

アレキサンドライト(天然)

ALEXANDRITE (NATURAL) · あれきさんどらいと
天 然色 変 化
基 本 情 報Properties
硬 度8.5
比 重3.68-3.78
屈 折 率1.741-1.760
結 晶 系斜方晶系(クリソベリル)
色 の 範 囲Color Range

灯下で緑〜青緑、白熱灯下で赤紫〜紫赤。変色の鮮明さで価値が決まる。

紫 外 線 反 応UV Response
長 波
365 nm
中〜強い
短 波
254 nm
中程度の
典 型 的 内 包 物Inclusions
  • 絹糸状インクルージョン
  • 指紋状(
  • 平行針状結晶
光 学 的 性 質Optical Traits
  • アレキサンドライト効果(強い変色性)
  • 強い(緑/橙/紫)
  • ビームライン(繊維状
識 別 の 要 点ID Points
  1. 01灯で緑、白熱灯で赤紫への鮮明な変色
  2. 028.5で耐久性が高い
  3. 031.741-1.760で区別可能
類 似 石Similar Stones
取 扱 い の 注 意Care
  • が高く日常使用に強い
  • 超音波洗浄も基本的に可(が多い個体は避ける)
  • 強酸・強アルカリは避ける
市 場 価 格Market
PRICE RANGE

1カラット10万〜数百万円。鮮明変色・1ct超は希少。

※ 歴史的にロシア・ウラル山脈が原産。現在はブラジル(ミナスジェライス)、スリランカ、タンザニア、マダガスカル産が流通。6月の誕生石。

概 要Summary

アレキサンドライトはクリソベリルのクロム含有バラエティで、1830年にロシア・ウラル山脈で発見されました。当時のロシア皇太子(後のアレクサンドル2世)の名に由来します。灯下で緑、白熱灯下で赤紫に変色する『アレキサンドライト効果』は宝石界で最も劇的な光学現象の一つで、6月の誕生石として知られます。

由 来 と 歴 史Origin & History

主 な 産 地

1830年ロシア・ウラル山脈のエメラルド鉱山で発見されたのが始まり。当時のロシア皇太子アレクサンドル2世にちなんで命名。ウラル産は現在ほぼ枯渇し、最高品質の代名詞。現代の主要産地はブラジル(ミナス・ジェライス州ヘマチタ鉱山=1987年発見)、スリランカ、タンザニア、マダガスカル、インド南部。

歴 史

発見当日が皇太子アレクサンドル2世の誕生日であり、昼の緑(ロシア軍服)と夜の赤(皇室の色)が一致したため、ロシア帝国の国石として珍重されました。1842年ロシア皇室の正式な御用達宝石となり、英国・ティファニーが20世紀初頭に米国市場に紹介。希少性から1ct以上の良質石は数百万円以上で取引されます。

伝 承 ・ 石 言 葉

6月の誕生石(パール・ムーンストーンと並ぶ)。石言葉は『秘めた想い』『高貴』『情熱』。光源で色が劇的に変わる『カメレオン宝石』として、二面性・適応力の象徴。結婚45周年または55周年の記念石。

OBSERVATION TOOLS · 5 ITEMS

こ の 石 を 確 か め る 道 具

アレキサンドライト(天然)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。

References
最終確認日
2026年4月28日
参 考 文 献

本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。