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合成アレキサンドライト(フラックス/水熱法)
| 硬 度 | 8.5 |
| 比 重 | 3.68-3.78 |
| 屈 折 率 | 1.741-1.760 |
| 結 晶 系 | 斜方晶系(クリソベリル) |
天然に極めて近い変色性。灯で緑、白熱灯で赤紫。
- フラックス状の不定形
- 溶媒包有物
- 結晶化痕(ときに三角形・六角形)
- 天然に近い変色性
- あり
- クリーンな個体も多い
- 01ルーペでフラックス状・不定形を確認
- 02FTIR・紫外可視分光分析で天然と識別
- 03・は天然と同一
- 8.5で扱いは天然と同じ
- 超音波洗浄は基本的に可
1カラット数万〜10万円超。
※ Chatham(米)、京セラ(日)、Tairus(露)などが製造。天然との外観差が極めて小さく、鑑別にはラボ分析が必須。
・水熱法による合成アレキサンドライトは、融剤または高温高圧水中で結晶を成長させる方法で、天然に極めて近い光学特性とを示します。主要製造元はChatham(米)、京セラ(日)、Tairus(露)。外観だけでの天然識別は困難で、専門ラボによる赤外分光分析(FTIR)が必要です。
主 な 産 地
1973年ロシア・ノヴォシビルスク科学都市で開発された合成アレキサンドライト(『チョフラル・アレキサンドライト』)が著名。日本では1975年京セラ株式会社が独自による『京セラ・アレキサンドライト』を発表し、量産化に成功しました。米国(クレスコ・ジェムストーンズ)、タイも合成産地。フラックス(融剤)として酸化鉛・酸化モリブデン等を用い、長期間(数か月)かけて結晶を成長させます。
歴 史
1973年合成開発当時、では再現不能だったアレキサンドライト効果(クロム含有による色変化)の完全合成が世界で初めて達成されました。京セラの稲盛和夫が宝石事業として参入し、1975年『京セラ・クレサンベール』ブランドで国際展開。GIAは合成アレキサンドライトの鑑別法(フラックス・インクルージョン)を1980年代に確立しています。
伝 承 ・ 石 言 葉
6月の誕生石(合成石)。石言葉は『再生』『進化』『可能性』。人の手で生まれたカラーチェンジから『科学が紡ぐ宝石』と呼ばれ、創造性と進化の象徴。
こ の 石 を 確 か め る 道 具
合成アレキサンドライト(フラックス/水熱法)を観察するときに役立つ道具です。クリックすると鑑定道具ページの該当解説に移動します。
- 最終確認日
- 2026年4月28日
- 参 考 文 献
- Gem Encyclopedia/ GIA (Gemological Institute of America)
- 宝石鑑別基準/ 中央宝石研究所 (CGL)
- Mineral & Gem Database/ Mindat.org / Gemdat.org
- 宝石学入門/ 全国宝石学協会
本ページの物性値(屈折率・比重・硬度・結晶系等)は、上記の権威ある一次資料を相互参照して編集しています。最新の鑑別研究の進展により値が更新される場合があります。


